血を避ける助けとなる新しい備え
統治体は,継続的委任状(the durable power of attorney document)と「医療上の事前の指示」カードの不可欠な点をまとめて一つの法的証書にすることを承認しました。この証書を,通例,継続的委任状と呼びます。
日本用の継続的委任状に記入することになりますが,外国に旅行するときには英文のものを入手して作成することができます。今回の,継続的委任状は,(1)自分の意思や,医療に関する代理人,住所,電話番号など,内容の一部を変更する必要がある場合,もしくは(2)紛失した,あるいは破れた場合に,新しいものに記入してください。
継続的委任状は,家で祈りのうちに考慮し,注意深く記入してください。しかし,委任状への署名捺印は,二人の証人の立ち会いのもとで行なう必要があります。書籍研究の監督は,新しい委任状に記入していない人たちに,助けが必要かどうかについて周期的に確認するでしょう。
継続的委任状を折りたたむ前に,医療に関する代理人,医療に関する第2順位の代理人,かかりつけの医師のため,そして自分の控えとして,鮮明なコピーを取ってください。加えて,家族や会衆の書記のためにもコピーを作りたいと思うかもしれません。コピーは全体が入るサイズの紙を用い,継続的委任状がその中央に写るように取ってください。継続的委任状のコピーではなく,原書を携帯してください。
エホバの証人を親に持つバプテスマを受けていない子どものための「身元証明書」は,3/99という日付が印刷されたものを引き続き使用します。親は必ず,未成年の子ども一人一人のために証明書の記入や署名がきちんとなされ,子どもが証明書をしかるべき時に携帯しているようにしてください。
バプテスマを受けていない伝道者は,自分や子どものために,継続的委任状や「身元証明書」の言い回しを調整して,医療に関する指示を作成してもよいでしょう。書記は,1年の途中で新たにバプテスマを受けた伝道者すべてに,継続的委任状を渡してください。