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使徒 20:37新世界訳聖書
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37
皆 が多 くの涙 を流 し,パウロを抱 いて優 しく口 づけした。
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使徒の活動 注釈 20章新世界訳聖書 (スタディー版)
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パウロを抱いて: または,「パウロの首を抱いて」。聖書の中で,口づけをして涙を流しながら誰かを抱くことは,大きな愛情のしるしだった。それこそ,この長老たちがパウロに対して感じていたものだった。(創 33:4; 45:14,15; 46:29,ルカ 15:20も参照。)
優しく口づけした: または,「愛情を込めて口づけした」。パウロは兄弟たちを本当に愛していたので,兄弟たちから慕われた。聖書時代,そのような友情の表れとして口づけをすることがよくあった。(創 27:26。サ二 19:39)口づけと共に,涙を流しながら温かく抱き締めることもあった。(創 33:4; 45:14,15。ルカ 15:20)「優しく口づけする」と訳されるギリシャ語は,フィレオーという動詞の強意形と理解されてきた。その語は,「口づけする」と訳されることもあるが(マタ 26:48。マル 14:44。ルカ 22:47),「愛情を抱いている」という意味で使われることが多い。(ヨハ 5:20; 11:3; 16:27)マタ 26:49の注釈と比較。
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