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宇宙に見られる秩序 ― どこからくるのか目ざめよ! 1971 | 10月22日
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したがって宇宙は,それ自身の原因とはなりえず,原因を作り出す者,始めを起こす者を必要としたはずです。それで合理的な考えかたをする人たちは,証拠を調べたあと,霊感によって聖書の創世記を書いた人と同じ次の結論をひき出すのです。「元始に神天地を創造たまへり」― 創世 1:1。
提起される質問
しかしこういう人があるかもしれません。聖書が言っているように,『神が乱れの神でない』のなら,人間の社会に無秩序があるのはなぜか。(コリント前 14:33)なぜ悪がこんなにも長いあいだ許されているのか。神はこの地球とその上に住む人間に対して目的をもつのかと。
これは道理にかなった質問です。神への信仰を教えられた人がいだくもっともな質問です。また,全宇宙をかくもみごとに統御しえた創造者に,そうした質問に対する満足な答えができると期待するのも道理にかなっています。
たしかに正しい答えはあります。多くの人は捜しかたを誤っていますが,これらの問題にかんする真理は得られるのです。とくにこの時代に,神は『もろもろの国のあひだをさばきたまふ』と聖書は約束しています。―イザヤ 2:4。
誠実な探究者たちに神の真理が及ぶときのひとつの結果は,「かれはその剣をうちかへて鋤となし,その鎗をうちかへて鎌となし」互いに秩序ある取り決めにはいることです。
この預言は,エホバの証人のような誠実な真理探求者の上に成就しています。全世界にわたる彼らの社会の人種や国籍を越えた秩序と調和は,神の全創造物に見られる秩序と調和の反映です。そのような秩序は,神の目的にかんする知識を知り,神の指示を受けているしるしです。(ヨハネ 13:34,35)これは事実でしょうか。あなたご自身で証拠を調べてください。この次にエホバの証人がお尋ねしたら,なぜ神の存在を強く信じているのか,将来神がおたてになる新しい秩序になぜそのように堅い希望をおいているのか,お聞きになってみてください。また彼らの集会に出席して,この信仰がどのように彼らの生活に影響しているか,ご自分でごらんになってください。
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カトリック教会の「支柱」とも言うべき人目ざめよ! 1971 | 10月22日
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カトリック教会の「支柱」とも言うべき人
アルバでのこと,カトリック教会の支柱とも言うべき一婦人に関する珍しい経験があります。その婦人は教会のすぐそばに住んで,教会のすべての活動に参加できるようにさえしていました。最近,婦人は自分のむすこから「失楽園から復楽園まで」の本を借りて読み,そして,それが真理であると悟ったのです。それでエホバの証人に電話をかけて,自分用の楽園の本をたのみました。その婦人を訪問した伝道者は,彼女が真理に関する驚くべき知識をすでに持っていることに気づきました。婦人は家から偶像を取り除いてしまっていたのです。婦人は家族を養うため短期の高利貸しをしていましたが,いまや良心に打たれ,利率を半分に減らしました。聖書研究が始まり,婦人はすぐに土地の会衆と交わりはじめました。彼女の子どもたちは親の結婚35周年記念の祝いを盛大に催そうと願っていましたが,その代わりに,両親と末の娘がともに巡回大会に出席して,たいへん楽しい時を過ごしたので,年上の子どもたちは大いに驚かされました。
― エホバの証人の1971年度年鑑より
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