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覚えておられますかものみの塔 1971 | 8月1日
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なぜなら,心の動機付けはあるが,機会がない,もしくは,『うまくやりとげる』のは無理ではないかと恐れて,思いとどまるかもしれないから。―366ページ。
● 現代において,エホバの証人の主要な敵対者たちの実体はどのように明らかにされましたか。彼らはだれであることが明らかにされましたか。
キリスト教世界の僧職者は,王国の良いたよりを宣布した神の民に対する迫害の主要な扇動者であるゆえ,神に敵する者であることをみずから明らかにした。―407ページ。
● クリスチャンの妻は,不信者の夫をどのように「救う」ことができますか。
クリスチャンとしての自分の行ない,神への忠誠を堅く守ること,および聖書を調べるよう夫を励ます機会を愛の気持ちから追い求めることとによって。それに答え応じて信者となる夫は救いを得ることになる。―426ページ。
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読者からの質問ものみの塔 1971 | 8月1日
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読者からの質問
● 黙示録 19章10節(新)にある『イエスについての証をするのは,預言することに霊感を与えるものです』という表言は何を意味していますか。―アメリカの一読者から
これは,老齢の使徒ヨハネが感きわまってひとりの天使の前で拝そうとした時,その天使がヨハネに語ったことばの一部です。天使はこう言いました。「注意しなさい。そうしてはなりません。わたしは,イエスのために証する仕事を持つあなたと,あなたの兄弟たちとの仲間の奴隷以外の何者でもありません。神を崇拝してください。イエスについての証をするのは預言することに霊感を与える[文字どおりには『の霊である』]ものだからです」。(黙示 19:10,新)質問の部分の基本的な意味は,聖書預言の「霊」すなわちその意図および目的全体は,イエス・キリストをさしているということです。
エホバはご自分の名前を清め,地と人類をその取り決めの中の正しい立場に回復させるという神の目的を成し遂げる上で,その主要な役目をみ子イエスに割り当てられました。(エペソ 1:9,10。コロサイ 2:3)神の偉大な目的の成就はことごとくイエスと深いかかわりを持っています。したがって,聖書預言すなわち神から送られたそのしもべを通しての霊感による音信の主旨は,イエスをさし示していました。
へび,すなわち神の敵である悪魔の頭を「すえ」が最終的に砕くと予告した時,神は自らこの預言することを始められたのです。(創世 3:15。黙示 12:9)すえとその地位および彼が成し遂げる事柄に関する,霊感による数々の預言すべては,イエスについて証していました。(創世 22:18。サムエル後 7:12-16。詩 2:6-12; 110:1-7。イザヤ 53:1-12。ミカ 5:2-6)まさに,『彼(キリスト)につきては預言者たちも皆証す』と,使徒ペテロが述べたとおりです。(使行 10:43)黙示録にある数々の預言的な幻の中にも,神の王として勝利を収めつつあるイエスに関するものがたくさん含まれています。―黙示 5:12–6:2; 19:11-16。
天の忠実な御使いたちでさえ,ヘブル語聖書中のキリストに関する預言に興味をもっていました。(ペテロ前 1:10-12)彼らは,地上にいる神のしもべたちとともに,イエスが死に至るまで自分の忠実性を証明し復活を受けるや,「神の約束は多くありとも,然りと言ふことは彼によりて成(った)」と認めることができました。(コリント後 1:20)したがって,ヨハネに語りかけた天使は,これらの預言の「霊」全体すなわちその意図と目的の全体がイエスを証すべきものであったことを正しく指摘できたのです。
クリスチャン・ギリシア語聖書で述べられている預言することや預言についても同じことが言えます。そうした事柄には明らかに,イエスについて直接に証することや,イエスからゆだねられた伝道のわざを成し遂げること,あるいはイエスを王としていただく王国をとりまく神の目的を理解することが含まれます。(使行 21:9-13。コリント前 14:22-25)これは,「エホバの大いなる畏るべき日」の前の「終わりの日」に神のしもべたちが預言することと類似しています。(ヨエル 2:28-32)エホバの証人は将来に関する新しい預言をしているのではなく,聖書中に記録されている預言の現在および将来における成就を宣布し,さらに今日神の音信を宣明するという意味で預言をしているのです。彼らはこのわざにおいて,エホバの目的における主要な者,つまり神の王国の王という,イエスの役割を強調します。
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