-
神からの使者によって強められるダニエルの預言に注意を払いなさい
-
-
喪と断食が「まる三週間」つまり21日間続くというのは,異例の長さです。それは「第一の月の二十四日」に終わったものと思われます。(ダニエル 10:4)したがってダニエルが断食をした期間には,第一の月ニサンの14日に執り行なわれた過ぎ越しと,その後の七日間にわたる,パン種を入れないパンの祭りが含まれていました。
-
-
神からの使者によって強められるダニエルの預言に注意を払いなさい
-
-
9,10 (イ)幻が示された時,ダニエルはどこにいましたか。(ロ)ダニエルが幻で見た事柄について説明してください。
9 ダニエルの期待は裏切られませんでした。続けてダニエルは,その後に生じた事柄について,こう述べています。「わたしが大川つまりヒデケルの岸にいた時であるが,目を上げて見ると,そこに,亜麻布をまとい,ウファズの金を腰に帯びたひとりの人がいた」。(ダニエル 10:4,5)ヒデケルとは,エデンの園に源を発していた四つの川の一つでした。(創世記 2:10-14)古ペルシャ語で,ヒデケルはティグラーとして知られており,チグリスというギリシャ語名はそこに由来しています。この川とユーフラテス川に挟まれた地域は,「川の間の地」を意味するメソポタミアと呼ばれるようになりました。上記の点は,ダニエルがこの幻を与えられた時,まだバビロニアの地にいたという確証になります。ただし,恐らくバビロンの市内にいたのではないでしょう。
-