-
口頭伝承によらない義ものみの塔 1990 | 10月1日
-
-
14 イエスは,姦淫に至る道を歩き始めることさえしないよう,どのような諭しを与えておられますか。
14 次にイエスはこう言われました。「『あなたは姦淫を犯してはならない』と言われたのをあなた方は聞きました。しかし,わたしはあなた方に言いますが,女を見つづけてこれに情欲を抱く者はみな,すでに心の中でその女と姦淫を犯したのです」。(マタイ 5:27,28)あなたは姦淫を犯すつもりなどないでしょう。では,姦淫につながるような考えを心に抱くことによって姦淫への道を歩き始めることさえもしてはなりません。そのような事柄が発する場所である心を守ってください。(箴言 4:23。マタイ 15:18,19)ヤコブ 1章14節と15節はこのように警告しています。「おのおの自分の欲望に引き出されて誘われることにより試練を受けるのです。次いで欲望は,はらんだときに,罪を産みます。そして罪は,遂げられたときに,死を生み出すのです」。人は時々,『完成できない事柄は始めるな』と言います。しかしこの場合は,『止めることができない事柄は始めるな』と言うべきでしょう。ある人は,銃殺執行隊の前で死の脅しを受けても忠実を保ったのに,後に性の不道徳という油断のならない誘惑に屈してしまいました。
-