10 この民たみの心こころを，受うけ入いれる力ちからのない*ものにし+，その耳みみを鈍どん感かんに*ならせ+，その目めをのり付づけせよ。彼かれらがその目めで見みることのないため，その耳みみで聞きくことのないため，また，その心こころが理り解かいすることのないため，彼かれらが実じっ際さいに立たち返かえって自じ分ぶんのためにいやしを得えることのないためである+」。

11 彼かの女じょの細ほそ枝えだが乾かわき切きると，入はいって来くる女おんなたちが[それらを]折おり，それに火ひをつける+。それは理り解かいの鋭するどい民たみではないからである+。それゆえに，その造つくり主ぬしはそれに憐あわれみを示しめさず，それを形かたち造づくった方かたはそれに恵めぐみを示しめさない+。

15 この民たみの心こころは受うけ入いれる力ちからがなくなり*，彼かれらは耳みみで聞きいたが反はん応のうがなく*，その目めを閉とじてしまったからである。これは，彼かれらが自じ分ぶんの目めで見み，自じ分ぶんの耳みみで聞きき，自じ分ぶんの心こころでその意い味みを悟さとって立たち返かえり，わたしが彼かれらをいやす，ということが決けっしてないためである+』。