終わりまで耐え忍んだ人が救われます。(マタ 24:13)
辛抱強さは私たちにとって欠かせません。救いと関係があるからです。これまでエホバに忠実に仕えた人たちと同じように,私たちもエホバが約束を果たされるまで辛抱強く待つ必要があります。(ヘブ 6:11,12)聖書は私たちを農家の人に例えています。(ヤコ 5:7,8)農家の人は一生懸命種をまき,水をやります。でも,それがいつ芽を出すのか,正確な時は知りません。必ず収穫の時が来ることを信じて,辛抱強く待ちます。同じように,私たちも「主がどの日に来るかを知」りませんが,クリスチャンとしての活動を忙しく行います。(マタ 24:42)エホバはご自分の約束全てを予定通りに果たしてくださいます。そのことを信じて辛抱強く待ちましょう。もし辛抱できなくなるなら,待つことに疲れ,エホバから少しずつ離れていってしまうかもしれません。すぐに手に入る喜びや楽しみを追い求めるようになることもあります。でも,辛抱強く待ち続けるなら,最後まで忍耐し,救いを経験することができます。(ミカ 7:7)塔研23.08 22ページ7節
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足の指には鉄の部分と粘土の部分がある。(ダニ 2:42)
ダニエル 2章41-43節をダニエル書や啓示の書のほかの預言と併せて考えると,この足の部分は,今大きな力を持っている英米世界強国を表していることが分かります。この世界強国は鉄のように強いとはいえ,軟らかい粘土で表されている一般の人々によって力を弱められています。ダニエルが,「この王国には強い部分ともろい部分があることになります」と書いている通りです。ダニエルの説明から,幾つかの大切な点を学べます。1つ目に,英米世界強国はある部分では強力であるという点です。例えば,第1次世界大戦と第2次世界大戦で勝利を収めました。でも,この世界強国の影響力は市民の抗議活動や衝突などによって弱くなっており,今後もこの状態は続くことでしょう。2つ目に,この世界強国は神の王国が人間の政府全てを終わらせる時まで支配を続けるという点です。塔研23.08 11ページ12-13節
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苦難の時に私はエホバに呼び掛けた。私の神に助けを求めて叫び続けた。神殿にいる神が私の声を聞いてくださった。(詩 18:6)
ダビデはいろいろな問題を幾つも経験して,とてもつらく感じたことがありました。(詩 18:4,5)でも,エホバが愛し,気遣ってくれていることを実感して,力を取り戻すことができました。まるでエホバが「青々とした牧草地」や「水の豊かな場所」に連れていってくれたように感じたのです。こうして力づけられたダビデは,エホバに喜んで仕えていくことができました。(詩 18:28-32; 23:2)私たちも大変な経験をすることがありますが,「エホバの揺るぎない愛のおかげで」忍耐することができます。(哀 3:22。コロ 1:11)ダビデは危険な目に何度も遭い,強い敵に立ち向かわなければならないこともたくさんありました。でも,エホバの愛を感じていたので,安心していることができました。エホバがどんな時にも一緒にいてくれるのを感じていたので,確信を込めてこう歌うことができました。「エホバは……全ての恐れから助け出してくださった」。(詩 34:4)ダビデは怖いと思うような経験を何度もしましたが,エホバの愛を感じていたので,恐れの気持ちを乗り越えることができました。塔研24.01 30ページ15-17節
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