22 善ぜん良りょうな者ものは子こらの子こたちに相そう続ぞく物ぶつを残のこし，罪つみ人びとの富とみは義ぎなる者もののために蓄たくわえられるものである+。

19 しかも，その人ひとが賢かしこい者ものとなるか愚おろかな者ものとなるかをだれが知しっていよう+。それでも彼かれは，わたしがそのために骨ほね折おって働はたらき，そのために日ひの下したで知ち恵えを用もちいた，わたしのすべての骨ほね折おりを支し配はいするようになるのである+。これもまたむなしい。

8 一人ひとりの者ものがおり，二人ふたり目めの者ものはいない+。また息子むすこも兄きょう弟だいも彼かれにはいない+。しかし，そのすべての骨ほね折おりに終おわりはない。また，その目めも富とみに満みち足たりることがない+。「そして，だれのためにわたしは骨ほね折おって働はたらき，わたしの魂たましいに良よい物ものを得えさせないでいるのか+」。これもまたむなしいことであり，それは災わざわいの多おおい営いとなみである+。

20 しかし神かみは彼かれに言いわれました，『道どう理りをわきまえない者ものよ，今こん夜や，あなたの魂たましい*は求もとめられる+。そうしたら，あなたの蓄たくわえた物ものはだれのものになるのか+』。