40 「そして，四よん番ばん目めの王おう国こく+ですが，それは鉄てつのように強つよいものとなります+。鉄てつは他たのすべての物ものを打うち砕くだいたりひき砕くだいたりしますから，物ものを粉ふん砕さいする鉄てつのように，これもそれらのすべてを打うち砕くだいて粉ふん砕さいします+。

7 「この後のち，わたしが夜よるの幻まぼろしの中なかでずっと見みていると，見みよ，四よん番ばん目めの獣けもの，恐おそろしく，すさまじく，際きわ立だって強つよいものがいた+。そして，それには鉄てつの歯はが，大おおきなものがあった。それはむさぼり食くい，かみ砕くだき，残のこったものをその足あしで踏ふみつけるのであった。そして，それはそれ以い前ぜんにいた[他たの]すべての獣けものと異ことなっており，しかも十じゅっ本ぽんの角つのがあった+。