12 そこでハザエルは，「どうして我わが主しゅは泣ないておられるのですか」と言いった。それに対たいして彼かれは言いった，「わたしは，あなたがイスラエルの子こらにどんな危き害がい+を加くわえるかをよく知しっているからだ。彼かれらの防ぼう備びの施ほどこされた場ば所しょに，あなたは火ひを掛かけ，彼かれらの精せい鋭えいを剣つるぎで殺ころし，その子こ供どもたちを打うち砕くだき+，妊にん婦ぷたちを切きり裂さくだろう+」。

32 そのころ，エホバはイスラエルを少すこしずつ切きり取とり始はじめられた。ハザエル+がイスラエルの全ぜん領りょう地ちで彼かれらを討うっていたのである。

33 ヨルダンから日ひの昇のぼる方ほうへ，ギレアデ+の全ぜん土ど，ガド人じん+，ルベン人じん+，マナセ人じん+，つまりアルノンの奔ほん流りゅうの谷たにのほとりにあるアロエル+から，すなわちギレアデとバシャン+を[討うったのである]。

7 シリアの王おうが彼かれらを脱だっ穀こくの際さいの塵ちりのようにしようと+彼かれらを滅ほろぼしたため+，エホアハズには騎き手しゅ五ご十じゅう人にん，兵へい車しゃ十じゅう台だい，徒と歩ほの者ものたち一いち万まん人にんのほかは民たみをだれも残のこさなかった+のである。