エゼキエル​書

30 エホバが再ふたたび私わたしに語かたり掛かけてこう言いった。 2 「人ひとの子こよ，預よ言げんしなさい。『主しゅ権けん者しゃである主しゅエホバはこう言いっている。

「『ああ，その日ひが来くる！』と泣なき叫さけびなさい。

主しゅ権けん者しゃである主しゅエホバはこう宣せん言げんする。『ミグドル+からシエネ+まで，人ひと々びとはその土と地ちで剣つるぎによって倒たおれる。 7 エジプトは最もっとも荒あれた土と地ちとされ，エジプトの町まち々まちは最もっとも荒こう廃はいした町まち々まちとなる+。 8 私わたしがエジプトに火ひを放はなち，同どう盟めい国こくが皆みな滅ほろぼされる時とき，彼かれらは私わたしがエホバであることを知しらなければならなくなる。 9 その日ひ，私わたしは船ふねで使し者しゃを送おくり，うぬぼれているエチオピアを震ふるえ上あがらせる。彼かれらは，エジプトにその日ひが来くる時とき，慌あわてふためくことになる。その日ひは必かならず来くるからである』。

10 主しゅ権けん者しゃである主しゅエホバはこう言いう。『私わたしは，バビロンのネブカドネザル王おうの手てにより，エジプトの群ぐん衆しゅうを根ね絶だやしにする+。 11 王おうと兵へい士したち，国くに々ぐにの中なかで最もっとも冷れい酷こくな者ものたちが+，エジプトを滅ほろぼすために連つれてこられる。彼かれらは剣つるぎを抜ぬいてエジプトを攻せめ，その土と地ちを殺ころされた人ひと々びとで満みたす+。 12 私わたしはナイルの運うん河が+を干ひ上あがらせ，その土と地ちを悪あく人にんたちに売うり渡わたす。土と地ちとその中なかの全すべてのものを，外がい国こく人じんの手てによって荒こう廃はいさせる+。私わたしエホバが語かたったのである』。

13 主しゅ権けん者しゃである主しゅエホバはこう言いう。『私わたしは汚けがらわしい偶ぐう像ぞう*も滅ほろぼし，ノフ*の無む価か値ちな神かみ々がみを根ね絶だやしにする+。エジプトから長ちょうが出でることはもうなく，私わたしはエジプトに恐おそれを抱いだかせる+。 14 パトロス+を荒こう廃はいさせ，ツォアンに火ひを放はなち，ノ*に刑けいを執しっ行こうする+。 15 エジプトのとりでであるシンに激はげしい怒いかりを浴あびせ，ノの人ひと々びとを滅ほろぼす。 16 私わたしはエジプトに火ひを放はなつ。シンは恐きょう怖ふにおびえ，ノは打うち破やぶられ，ノフ*は白はく昼ちゅうに攻こう撃げきされる。 17 オン*とピベセトの若わか者ものは剣つるぎによって倒たおれ，町まち々まちは捕とらわれる。 18 私わたしがテハフネヘスでエジプトの圧あっ制せいを終おわらせる*時とき+，そこでは昼ひる間まも暗くらくなる。彼かの女じょ*の高こう慢まんな力ちからは絶たえ+，彼かの女じょは雲くもに覆おおわれ，彼かの女じょの町まち々まちは捕とらわれる+。 19 私わたしはエジプトに刑けいを執しっ行こうし，彼かれらは私わたしがエホバであることを知しらなければならなくなる』」。

20 第だい11年ねん，第だい1の月つきの7日か，エホバが私わたしに語かたり掛かけてこう言いった。 21 「人ひとの子こよ，私わたしはエジプトの王おうファラオの腕うでを折おった。それが治なおるように包ほう帯たいが巻まかれることも，剣つるぎを持もてるように添そえ木ぎが当あてられることもない」。

22 「主しゅ権けん者しゃである主しゅエホバはこう言いう。『私わたしはエジプトの王おうファラオに敵てき対たいしている+。彼かれの強つよい腕うでと折おれた腕うでの両りょう方ほうを折おり+，手てから剣つるぎが落おちるようにする+。 23 そして，エジプト人じんを国くに々ぐにに散ちらし，さまざまな土と地ちに追おいやる+。 24 私わたしはバビロンの王おうの腕うで*を強つよくし+，彼かれの手てに私わたしの剣つるぎを渡わたし+，ファラオの腕うでを折おる。ファラオはバビロンの王おうの前まえで，死しにそうな人ひとのようにうめき声ごえを上あげる。 25 私わたしはバビロンの王おうの腕うでを強つよくするが，ファラオの腕うでは弱よわ々よわしく垂たれ下さがる。私わたしがバビロンの王おうの手てに私わたしの剣つるぎを渡わたし，彼かれがエジプトに対たいしてそれを振ふるう時とき，人ひと々びとは私わたしがエホバであることを知しらなければならなくなる+。 26 私わたしはエジプト人じんを国くに々ぐにに散ちらし，さまざまな土と地ちに追おいやり+，彼かれらは私わたしがエホバであることを知しらなければならなくなる』」。