イザヤ​書

 2 最さい後ごの日ひ々び*に，

エホバの家いえの山やまは，

山やま々やまの頂いただきより高たかくしっかりと据すえられ+，

どの丘おかよりも高たかくそびえる*。

全すべての国くにの人ひと々びとが流ながれのようにそこに向むかう+。

 3 多おおくの人ひと々びとが行いって，こう言いう。

「さあ，エホバの山やまに登のぼろう。

ヤコブの神かみの家いえに行いこう+。

神かみはご自じ分ぶんの道みちについて教おしえてくださる。

私わたしたちはその道みちを歩あゆもう+」。

律りっ法ぽう*がシオンから，

エホバの言こと葉ばがエルサレムから出でる+。

 4 神かみは国くに々ぐにの中なかで裁さばきを下くだし，

多おおくの人ひと々びとを正ただしい方ほう向こうに導みちびく*。

彼かれらは剣つるぎをすきに，

やりを鎌かまに作つくり替かえる+。

国くには国くにに向むかって剣つるぎを振ふり上あげず，

彼かれらはもはや戦たたかいを学まなばない+。

 5 ヤコブの子し孫そんよ，来きなさい。

エホバの光ひかりの中なかを歩あゆもう+。

 6 あなたはご自じ分ぶんの民たみ，ヤコブの子し孫そんを見み捨すてました+。

彼かれらが東ひがしからのものをたくさん取とり入いれたからです。

フィリスティア人じんのように魔ま術じゅつを行おこない+，

外がい国こく人じんの子こ供どもが大おお勢ぜいいます。

 7 彼かれらの土と地ちは銀ぎんや金きんで満みち，

財ざい宝ほうが限かぎりなくあります。

その土と地ちは馬うまで満みち，

兵へい車しゃが限かぎりなくあります+。

 8 その土と地ちは無む価か値ちな神かみ々がみで満みちています+。

彼かれらは自じ分ぶんの手てで作つくった物ものにひれ伏ふします。

自じ分ぶんの指ゆびで作つくった物ものに。

 9 こうして人ひとは自じ分ぶんを卑いやしめ，堕だ落らくします。

あなたが彼かれらを許ゆるすことはあり得えません。

10 あなたたちは岩いわの間あいだに入はいり，

土つちの中なかに身みを隠かくせ。

エホバの恐おそろしさと荘そう厳ごんな輝かがやきのゆえに+。

11 傲ごう慢まんな人ひとは頭あたまを垂たれることになり，

高こう慢まんな人ひとは卑いやしめられる。

その日ひにはエホバだけがたたえられる。

12 それは大たい軍ぐんを率ひきいるエホバの日ひ+。

全すべての傲ごう慢まんな人ひとや高こう慢まんな人ひとに，その日ひは来くる。

身み分ぶんが高たかい人ひとにも低ひくい人ひとにも，皆みなに来くる+。

13 高たかくそびえるレバノンの全すべての杉すぎと，

バシャンの全すべての巨きょ木ぼく*にも，

14 全すべての高こう大だいな山やまと，

全すべての高たかい丘おかにも，

15 全すべての高たかい塔とうと，

全すべての強きょう固こな城じょう壁へきにも，

16 タルシシュの全すべての船ふね+と，

全すべての美うつくしい小こ舟ぶねにも。

17 傲ごう慢まんな人ひとはさげすまれ，

高こう慢まんな人ひとは卑いやしめられる。

その日ひにはエホバだけがたたえられる。

19 神かみが立たち上あがって地ち上じょうを恐きょう怖ふに震ふるえ上あがらせる時とき，

人ひと々びとは岩いわ場ばの洞どう窟くつや地じ面めんの穴あなに入はいる+。

エホバの恐おそろしさと荘そう厳ごんな輝かがやきのゆえに+。

20 その日ひ，人ひと々びとは，

拝おがむために作つくった銀ぎんや金きんの無む価か値ちな神かみ々がみを，

トガリネズミ*やコウモリに向むかって投なげ捨すてる+。

21 神かみが立たち上あがって地ち上じょうを恐きょう怖ふに震ふるえ上あがらせる時とき，

人ひと々びとは岩いわ場ばの穴あなや大おお岩いわの裂さけ目めに入はいる。

エホバの恐おそろしさと荘そう厳ごんな輝かがやきのゆえに。

22 単たんなる人にん間げんに頼たよるのをやめよ。それがあなたたちのためである。

人にん間げんは鼻はなを通とおる息いき*にすぎない。

考こう慮りょに入いれる価か値ちがあるだろうか。