イザヤ​書

「見みなさい！ ダマスカスは町まちではなくなり，

がれきの山やまとなる+。

 2 アロエル+の町まち々まちは捨すてられる。

そこでは家か畜ちくの群むれが横よこたわり，

誰だれにも脅おびやかされない。

 3 防ぼう備びされた町まち々まちがエフライムから+，

王おう国こくがダマスカスから消きえうせる+。

シリアの残のこっている人ひとたちの栄えい光こうは，

イスラエル人じんの栄えい光こうのように失うしなわれる」と，大たい軍ぐんを率ひきいるエホバは宣せん言げんする。

 4 「その日ひ，ヤコブの栄えい光こうは損そこなわれ，

健すこやかな体からだ*は痩やせ細ほそる。

 5 収しゅう穫かくする人ひとが畑はたけの穀こく物もつを集あつめ，

穂ほを収しゅう穫かくする時ときのようになる。

人ひとがレファイムの谷たに*で+落おち穂ぼを拾ひろう時ときのようになる。

 6 オリーブの木きがたたかれる時ときのように，

わずかな実み*しか残のこらない。

熟じゅくしたオリーブが一いち番ばん上うえの枝えだに2つか3つしかなく，

実みがなる枝えだに4つか5つしかない+」と，イスラエルの神かみエホバは宣せん言げんする。

 9 その日ひ，堅けん固ごな町まち々まちは，森しん林りん地ち帯たいの見み捨すてられた場ば所しょのようになる+。

イスラエル人じんの前まえに捨すてられた枝えだのようになり，

荒あれ地ちになる。

10 救すくってくださる神かみをあなたが忘わすれたからである+。

あなたは，要よう塞さいである方かた，岩いわのような方かた+を思おもい出ださなかった。

そのため，美うつくしい*栽さい培ばい地ちを設もうけ，

そこによそ者もの*の芽めを植うえる*。

11 その日ひに栽さい培ばい地ちを念ねん入いりに柵さくで囲かこい，

朝あさに種たねを芽め生ばえさせるが，

病びょう気きと癒いえない痛いたみの日ひに収しゅう穫かくは消きえうせる+。

12 聞きけ！ 多おおくの民たみが騒さわぎ立たてている！

まるで荒あれ狂くるう海うみのように。

国くに々ぐにが大おお声ごえでわめいている！

その音おとは大おお波なみのとどろきのようだ。

13 国くに々ぐには多おおくの波なみのとどろきのような音おとを立たてる。

神かみに叱しっ責せきされると，人ひと々びとは追おわれて遠とおくに逃にげる。

山やま々やまの上うえで風かぜに払はらわれるもみ殻がらのように。

暴ぼう風ふうに巻まかれるアザミ*のように。

14 夕ゆう方がたに恐きょう怖ふが生しょうじる。

朝あさになる前まえに彼かれらはいなくなる。

私わたしたちから奪うばい取とる者ものたちはこういう目めに遭あい，

略りゃく奪だつする者ものたちはこういう結けっ果かになる。