「こんな本が読みたかったんだ」
ニューヨーク市内の高校に通う16歳の女生徒ジェシカは,「目ざめよ!」誌に次のような手紙を寄せました。「私たちの歴史の先生はだれにも,本当にだれにも好かれていません。その先生がクラスに,『大宗教』についてグループで研究をするようにという宿題を出されました。私たちのグループはイスラム教でした。私には『神を探求する人類の歩み』というよい本がありましたから心配はしていませんでした。自分なりに最高のレポートを準備することができたと思います。
「いよいよ私たちのグループが口頭でレポートを発表する日になりました。先生が話に口をはさんだり,生徒をどなりつけたりしていましたから,少し不安を感じました。私の順番が来たので,私はイスラム教の特異な点について話しました。『探求』の本をみんなに回し,286ページと289ページの写真を見るように勧めました。先生はその本に目を通すと,私の発表をさえぎり,『失礼,これは君の本なの。しばらく先生が預かっていてもいいかな』と言われました。それで私は,『よろしかったら先生用に1冊お持ちしますけど』と答えました。そうしたら先生の顔がぱっと明るくなり,『いやあ,それはありがたい。こんな本が読みたかったんだ』と言われました。私はうれしいやら,びっくりするやらでどきどきし,残りの発表はしどろもどろになってしまいました。
「先生は私のレポートにクラスでも一番いい点数(95点)をつけてくださいました。『神を探求する人類の歩み』のような有用な資料を与えてくださったエホバ神と兄弟たちに感謝しています」。
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[32ページの図版]
神を探求する人間の歩み