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イエス 道,真理,命
イ道 77章 180ページ–181ページ 1節
裕福な男性が,自分にはたくさんの良い物が蓄えてあると考えてうれしそうにしているところ

77章

財ざい産さんに対たいする見み方かたを教おしえる

ルカ 12:1-34

  • 裕ゆう福ふくな人ひとの例たとえ

  • ワタリガラスとユリについての話はなし

  • 王おう国こくを与あたえられる「小ちいさな群むれ」

イエスがパリサイ派はの人ひとの家いえで食しょく事じをしていると,たくさんの人ひとが家いえの外そとに集あつまってきます。ガリラヤにいた時ときと同おなじです。(マルコ 1:33; 2:2; 3:9)ここユダヤでも,大おお勢ぜいの人ひとたちがイエスに会あって話はなしを聞ききたいと思おもっています。パリサイ派はの人ひとたちの態たい度どとは大おお違ちがいです。

イエスの最さい初しょの言こと葉ばは弟で子したちにとって重じゅう要ようです。こう言いったのです。「パリサイ派はのパン種だねつまり偽ぎ善ぜんに気きを付つけなさい」。イエスは同おなじ警けい告こくを以い前ぜんにも与あたえました。しかし,食しょく事じの際さいの出で来き事ごとを考かんがえると,ここでもう一いち度ど警けい告こくが必ひつ要ようです。(ルカ 12:1。マルコ 8:15)パリサイ派はの人ひとたちは信しん心じん深ぶかいふりをして邪じゃ悪あくさを隠かくそうとすることがあります。それで,彼かれらが危き険けんな存そん在ざいであることをはっきり教おしえなければなりません。イエスはこう話はなします。「注ちゅう意い深ぶかく秘ひめられているもので明あきらかにされないものはなく,秘ひ密みつにされているもので知しられないでいるものはありません」。(ルカ 12:2)

イエスの所ところに来きた人ひとたちの多おおくは恐おそらくユダヤの人ひと々びとで,ガリラヤでイエスが教おしえた際さいにその場ばにいませんでした。それでイエスは,その時ときに教おしえた大たい切せつな点てんをもう一いち度ど話はなし,こう強つよく勧すすめます。「体からだは殺ころせてもその後ごは何なにもできない人ひとたちを恐おそれてはなりません」。(ルカ 12:4)イエスは,弟で子したちは神かみが養やしなってくださることを信しんじなければならない,と強きょう調ちょうします。また,人ひとの子ことは誰だれのことかを認みとめ,神かみが助たすけてくださることも確かく信しんしているべきです。(マタイ 10:19,20,26-33; 12:31,32)

すると突とつ然ぜん,ある男だん性せいが自じ分ぶんの心しん配ぱい事ごとを持もち出だして,イエスにこう頼たのみます。「先せん生せい,相そう続ぞく財ざい産さんを私わたしと分わけるよう私わたしの兄きょう弟だいに言いってください」。(ルカ 12:13)律りっ法ぽうによると,長ちょう男なんは2倍ばいの相そう続ぞく財ざい産さんを与あたえられることになっているので,議ぎ論ろんする必ひつ要ようはありません。(申しん命めい記き 21:17)それなのに,この人ひとは律りっ法ぽうが定さだめている分ぶんよりも多おおく欲ほしいと考かんがえているようです。イエスはどちらの肩かたを持もつこともせず,「誰だれが私わたしをあなたたち2人ふたりの裁さい判ばん官かんや仲ちゅう裁さい人にんに任にん命めいしたのですか」と答こたえます。(ルカ 12:14)

そして全すべての人ひとに,「じっと見み張はっていて,あらゆる貪どん欲よくに警けい戒かいしなさい。満みちあふれるほど持もっていても,命いのちは所しょ有ゆう物ぶつからは生しょうじないからです」と言いいます。(ルカ 12:15)どれだけ裕ゆう福ふくでも,いつかは死しに,全すべてを後あとに残のこすことになります。イエスはその点てんを印いん象しょう的てきな例たとえで強きょう調ちょうし,神かみから良よい評ひょう価かを得えることの大たい切せつさも教おしえます。

「ある裕ゆう福ふくな人ひとの土と地ちで作さく物もつが豊ゆたかに実みのりました。そこでその人ひとは心こころの中なかで考かんがえ始はじめました。『どうしようか。作さく物もつを集あつめる場ば所しょがない』。その人ひとは言いいました。『こうしよう。倉くらを取とり壊こわして,もっと大おおきいのを建たて,そこに穀こく物もつなどの物ものを全すべて集あつめるのだ。そして自じ分ぶんに言いおう。「おまえはたくさんの良よい物ものを何なん年ねん分ぶんも蓄たくわえることができた。楽らくにして,食たべて,飲のんで,楽たのしめ」』。しかし神かみは言いいました。『無む分ふん別べつな者ものよ,今こん夜や,あなたの命いのちは取とり上あげられる。そうしたら,蓄たくわえた物ものは誰だれのものになるのか』。自じ分ぶんのために宝たからを蓄たくわえても,神かみから見みて裕ゆう福ふくでない人ひとはこうなるのです」。(ルカ 12:16-21)

弟で子したちもこの話はなしを聞きいていた人ひとたちも,もっと豊ゆたかな暮くらしをするという誘ゆう惑わくにはまるかもしれません。毎まい日にちの心しん配ぱい事ごとによって,エホバに仕つかえることから気きをそらされる可か能のう性せいもあります。それでイエスは,約やく1年ねん半はん前まえに山さん上じょうの垂すい訓くんで語かたった大たい切せつな教きょう訓くんをもう一いち度ど教おしえます。

「何なにを食たべるのだろうかと自じ分ぶんの命いのちのことで,また何なにを着きるのだろうかと自じ分ぶんの体からだのことで,思おもい煩わずらうのをやめなさい。……ワタリガラスのことを考かんがえなさい。種たねをまいたり刈かり取とったりしませんし,納な屋やも倉くらも持もっていません。それでも神かみはその鳥とりを養やしなっています。あなたたちは鳥とりよりずっと価か値ちがあるのではありませんか。……ユリがどのように育そだつかを考かんがえなさい。苦く労ろうして働はたらいたり,糸いとを紡つむいだりはしません。しかし,栄えい華がを極きわめたソロモンでさえ,このような花はなの1つほどにも装よそおってはいませんでした。……それで,何なにを食たべるのか,何なにを飲のむのかとばかり考かんがえるのをやめ,心しん配ぱいして気きをもむのをやめなさい。……天てんの父ちちは,あなたたちがこうしたものを必ひつ要ようとしていることを知しっています。……神かみの王おう国こくを求もとめていきなさい。そうすれば,こうしたものはあなたたちに与あたえられます」。(ルカ 12:22-31。マタイ 6:25-33)

神かみの王おう国こくを求もとめるのはどんな人ひとたちですか。イエスは,それが比ひ較かく的てき少しょう数すうの忠ちゅう実じつな人ひとであることを明あきらかにし,彼かれらを「小ちいさな群むれ」と呼よびます。後のちに,その人にん数ずうが14万まん4000人にんであることも明あきらかになります。彼かれらには何なにが保ほ証しょうされていますか。イエスは,「天てんの父ちちは,あなたたちに王おう国こくを与あたえることをよしとしました」と言いいます。これらの人ひとたちは,地ち上じょうで宝たからを蓄たくわえることに心こころを奪うばわれません。そうした宝たからは盗ぬすまれてしまう危き険けんがあります。むしろ彼かれらの心こころは,「決けっして尽つきることのない宝たから」に向むけられています。その宝たからは,彼かれらが将しょう来らいキリストと共ともに支し配はいを行おこなう天てんにあるのです。(ルカ 12:32-34)

  • イエスはある男だん性せいから相そう続ぞく財ざい産さんのことで助たすけてほしいと頼たのまれた時とき,どのように答こたえましたか。

  • イエスの例たとえは私わたしたちにどんな大たい切せつな教きょう訓くんを教おしえていますか。

  • イエスは自じ分ぶんと一いっ緒しょに王おう国こくに入はいる人ひとたちについて,どんなことを明あきらかにしましたか。

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