まず何をしたらいいですか
体調を崩していた人は,普段の活動に戻ろうとする場合,少しずつそうする必要があります。同じようにあなたも,聖書や出版物など,信仰を強めるものを少しでも毎日取り入れるようにして,クリスチャンとしての力を養うとよいでしょう。すぐに何もかもしなければならない,と考えないでください。例えば,少しの時間を割いて,聖書を読んだり,オーディオ版で聞いたりできるでしょう。また,出版物を研究することも,ウェブサイトjw.orgで記事やビデオを見ることもできます。そして,できるだけ早いうちに会衆の集会に出席するようにしましょう。何よりも,エホバに祈って助けを求めてください。「心配事を全て神に委ねましょう。神は優しく気遣ってくださるからです」。(ペテロ第一 5:7)
「不活発になってからは,気がとがめて,祈ることさえできませんでした。その後,やっと勇気を奮い起こして祈ったところ,ある長老から声を掛けられました。その長老は,私がエホバから見放されてはいないということを理解できるよう助けてくれました。そして,まずは聖書を毎日読んではどうかと提案してくれました。その提案通りにして,集会に出席するための力を得ることができました。やがて,再び伝道も行うようになりました。エホバは私を見放してはいなかったんです。本当にうれしく思っています」。イーバ
会衆の人たちはどんな反応をするでしょうか
会衆のみんなは,温かく迎え入れてくれます。批判したり裁いたりせず,心からの愛を示し,あなたを励ますためにできることは何でもしてくれるでしょう。(ヘブライ 10:24,25)
「王国会館に戻るのをきまり悪く感じました。親しかった人たちはどんなふうに接してくれるだろうか,と思いました。30年前からいたある年配の姉妹が,『お帰りなさい!』と言ってくれたので,胸にじいんときました。“わが家”に帰ってきたんです」。ハビエル
「王国会館に行って,誰にも気付かれないように一番後ろの列に座りました。ところが,多くの人は私を見て,子供の頃集会に来ていた子だと気付きました。そして,私を歓迎し,愛情を込めて抱き締めてくれたので,何とも言えない安心感に包まれました。まるで家に帰ってきたかのようでした」。マルコ
長老たちはどのように助けてくれますか
長老たちは優しく接し,あなたが「初めの頃に抱いていた愛」を再び燃え立たせたいと思っていることを褒めてくれるでしょう。(啓示 2:4)してしまった過ちについても,それを正せるよう憐れみ深く「優しく」助けます。(ガラテア 6:1。格言 28:13)長老たちは,あなたがもう一度誰かと聖書を学べるようにするかもしれません。恐らく,「いつまでも幸せに暮らせます」や「エホバに近づきなさい」などの出版物が使われるでしょう。長老たちがあなたの歩みを見守って,慰めや支えを与えてくれるので,安心できます。(イザヤ 32:1,2)
「不活発だった8年間,長老たちはいつも力になろうとしてくれました。ある日,1人の長老が私と一緒に撮った写真を何枚か見せてくれました。それを見て,たくさんの楽しい思い出がよみがえり,エホバに仕えていた時に感じていた喜びをまた味わいたいと思うようになりました。長老たちは,私が再びクリスチャンとしての良い習慣を築けるよう,愛情深く助けてくれました」。ビクター