ロド
(Lod)
依存する町々を持つ都市で,エルパアルの「子」であるベニヤミン人シェメドが建てたようです。(代一 8:1,12)ユダヤ人がバビロンでの流刑から帰還した後,ロドは最も西寄りにあったユダヤ人集落の一つでした。(エズ 2:33; ネヘ 7:37; 11:35)この都市はペテロがアイネアをいやした場所であるルダと同一であると考えられています。(使徒 9:32-38)エル・ルッド(ロド)はシャロンの平野の南端の肥沃な谷にあり,ヨッパの南東約18㌔の所に位置しています。古代には,エジプトとバビロンを結ぶ主要道路と考えられていたものと,ヨッパからエルサレムに至る主要道と考えられていたものとが交差する地点に同市があったことになります。同市はこのように戦略的に重要な位置にあったため,西暦以降の期間を通じて,ローマ人やサラセン人,十字軍,およびモンゴル人により幾度も破壊されました。