区域を何度もまわる
◇ オランダのアムステルダムでは,3週間か4週間に一度ずつ区域全体が伝道されているので,ここで働く兄弟たちは同じ家へ何度も来ると感じているほどです。土曜日の朝の雑誌活動の時に,一人の兄弟が会った男の人は喜んで雑誌2冊を求めました。1週間後に再びたずねる約束をして兄弟は帰りました。翌週,日曜日の朝に兄弟はこの人をたずね,さらに証言し,楽園の本を配布しました。その次にたずねた時,この人は兄弟がもっとはやく来てくれるものと思っていたと言いました。毎週たずねてくるのがエホバの証者の習慣であると考えていたようでした。実際,再訪問は毎週行なわれるべきです。この2度目の再訪問の時,彼はさらに文書を求め,研究も始まりました。この人は消防署に勤めていて家を留守にすることが多く,そのため,何度も伝道された区域に住んでいても中々エホバの証者に会う機会がありませんでした。彼は今非常に熱心に研究しており,消防署の同僚にもよく伝道し,献身を象徴する機会を待っています。この人は,伝道しすぎた区域はないという事の証拠です。―1963年年鑑から