何が欠けているか
● キリスト教国の教会に少なくとも二つのものが欠けていることは明らかです。人々の霊的な福祉への関心と教会員に聖書の知識を与える努力です。1961年11月18日号のザ・サタデー・イブニング・ポスト紙が伝えたポール・ミューゼルマン牧師の言葉に注目して下さい。「教会が人々に援助の手をさしのべるかわりに,自分の組織の事柄だけに夢中になっているので郊外の住民の多くは,教会に行かなくても生活して行けると感じているようである。たしかに教会員が聖書に無知であることは非教会員の励ましとなっていない。教会の役員に関する調査の結果から一例をあげれば,指導者の多くは山上の垂訓が旧約と新約のどちらにあったかについて自信がない」。