おびただしい祭日
● 祭日のことを忘れていたために,予定や活動に支障を来たすというようなことの生じる年はおそらくあるだろう。かりにジュリアス・シーザーの時代の古代ローマで生活していたとすれば,おびただしい祭日のため事情はさらに困難をきわめただろう。紀元前40年代のローマ人は,しばしば宗教上の供物や犠牲をささげねばならない100以上の祭日を毎年祝った。西暦33年以後,勤勉なクリスチャンは,一般の人とはなんと違った存在になったのであろう! クリスチャンはキリストの死を記念する祝いを,1年に1回だけ行なったのだ。