生活を改めた名うての大酒飲み
● 聖書の真理の力によって人が「新しい人格」をつけるにつれ,真理は人の生活を変化させてゆきます。(エペソ 4:20-24)太平洋のパラオ諸島に,たいへんな力持ちの乱暴者として知れわたっていた大酒飲みの人がいました。この男が酒場に入ってくると,他の人は恐れのあまり酒場から出て行き,店はすぐ空になるほどでした。ある時など,7人の男を相手にけんかをし,全員を海に投げ込んだこともあります。この男の反対にもかかわらず,その妻は聖書を勉強しました。彼女は聖書の原則を実際に適用するようになりました。そのことは夫に深い感銘を与えるものとなり,彼も聖書を勉強し始めました。妻がバプテスマを受けた後,彼は週に2度以上聖書を勉強することを望み,生活に真の変化を示すようになりました。今では神権宣教学校にも参加しています。この男の人は生活を義の原則に一致させた後,戸別訪問の奉仕にも携わり始めました。彼はこう語っています。「私は真理を知って今とても幸福です。もう酒も飲みませんし,物質的には貧しくても非常に幸福な生活を送っています。私は今年バプテスマを受けたいと思っています」。―エホバの証人の1973年 年鑑から