「ものみの塔」研究の司会の新しい方法
毎週,「ものみの塔」研究を司会する長老たち,それに会衆の書籍研究を司会する長老たちは,最も効果的で助けになる仕方で教えたいと心から願っています。(ローマ 12:8。テモテ第二 4:2)さらに,会衆のすべての人は,それらの機会を活用して霊的な糧を取り入れ,真理の「正確な知識と十分な識別力」を得ることを願っています。―フィリピ 1:9。
この事を考慮し,わたしたちはすべての会衆が次の順序に従って研究を行なうようお勧めいたします。(1)「ものみの塔」(あるいは他の出版物)の節を朗読する。(2)その後に質問を読む。(3)手をあげている人々をさして答えてもらい,節を十分に討議して聖句を裏付ける。
討議される前に節を朗読することには数々の利点があると思われます。このようにすれば,学ぶ内容を前もって研究してきた人はすぐに思い起こすことができますし,万一だれかが集会の前にそのようにできなかったとしても,朗読により,討議される前に少なくとも記事の内容をよく知ることができます。すべての人が,次の節の答えを探すのではなく,朗読に注意を集中するようになるでしょう。恥ずかしがりやの人や自分の考えをまとめるのが遅い人は,言葉をうまく組み合わせる用意ができ,確信を持って手をあげることができるでしょう。次の節の朗読に移る前に,もっと自由に皆が参加し,もっと詳細な点まで研究の内容が討議され,かぎとなる聖句の適用が強調されることになるでしょう。
神の民すべては,「あらゆる知恵と霊的な把握力とにより,み旨に関する正確な知識に満たされ……エホバにふさわしいしかたで歩む」ことを求めていますから,この新しい取決めは彼らに祝福となるにちがいありません。―コロサイ 1:9,10。