ものみの塔の新会長の選出
地上におけるエホバの業は,すでに即位しておられる王イエス・キリストの指導の下に堂々と進展しています。わたしたちの敬愛するネイサン・H・ノア兄弟が1977年6月8日に死去したため,エホバの証人の世界的な活動を指導する法人団体であるペンシルバニア州のものみの塔聖書冊子協会,および米国におけるエホバの証人の業を管理する合法機関であるニューヨーク法人,ものみの塔聖書冊子協会の新しい会長を選出することが必要になりました。エホバの証人の統治体の成員15人全員の共同推薦に基づいて,両法人団体の理事は1977年6月22日に合同会議を開き,全員一致でフレデリック・W・フランズを両法人団体の会長に選出しました。フランズ兄弟がその席上で,1923年7月4日にノア兄弟が浸礼を受けたときのこと,そしてその翌年からニューヨーク市ブルックリンにあるエホバの証人の本部で,フランズ兄弟がノア兄弟と密接に交わりながら奉仕したことについて話したのは興味深いことでした。フランズ兄弟は1945年以来,ペンシルバニア法人の副会長として奉仕しており,1977年9月12日で84歳になりました。しかし依然として非常に活発にエホバに仕えており,この時もアイルランドからイスラエルまでの11か国に及ぶ講演旅行から帰ったばかりでした。優れた聖書学者としての同兄弟の際だった評判,および王国の関心事に対する同兄弟の勤勉な業のゆえに,フランズ兄弟はあらゆる所のエホバの証人の信頼と忠節な支持を受けています。同兄弟は,エホバの民がこの事物の体制の終わりまで業を続け,奉仕をやめず,共に祈り続けるようにとの熱烈な願いを表明しました。