医療上の緊急事態に対する備えができていますか
医療上の緊急事態は,前触れもなく突然に生じることがあります。(ヤコ 4:14)ですから,明敏な人はできる限りの備えをします。(箴 22:3)あなたは,どんな医療処置を受け入れるかを決定し,それを書面に記していますか。その助けとして,「輸血の代替療法 ― ドキュメンタリー・シリーズ」DVDの2番目に収録されている「輸血の代替医療 ― 患者の必要と権利にこたえる」というビデオを用いることができます。そのビデオを見て,以下の質問に答えられるか確かめてみてください。ビデオには手術のシーンも含まれているので,親の皆さんはお子さんと一緒にビデオを見るときに分別を働かせてください。
(1)医療現場のある人々が輸血について再考しているのはなぜですか。(2)無輸血で行なわれた複雑な外科手術の例を三つ挙げてください。(3)世界中の大勢の医師が無輸血で治療する意向を示しているのはなぜですか。(4)病院を対象とした最近の調査により,血液の使用に関してどんなことが明らかになっていますか。(5)輸血に関係した医療上のリスクにはどんなものがありますか。(6)輸血の代替医療の利点に関して,多くの専門家はどんな結論に達していますか。(7)どんな状態になると貧血が起こりますか。貧血に対応するためにどんなことを行なえますか。(8)どうすれば患者の体内における赤血球の産生を活性化できますか。(9)手術中の失血を最小限に抑えるため,どんな技法が用いられていますか。(10)輸血の代替医療は,幼い子どもや,命にかかわる緊急時にも有効ですか。(11)優れた医療の主要な倫理原則の一つは何ですか。
このビデオで取り上げられている治療法を受け入れるかどうかは良心上の問題です。何を受け入れるか,何を受け入れないかを考えるのを,緊急事態に直面するまで先延ばしにしてはなりません。「神の愛」の本の第7章とそこに挙げられている参照資料,および「わたしたちの王国宣教」2006年11月号の折り込みを読むと,十分な情報を得たうえでの決定を下すことができるでしょう。その後,バプテスマを受けているのであれば,継続的委任状に自分の意向を記し,それを常時携帯してください。
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あなたは,どんな医療処置を受け入れるかを決定し,それを書面に記していますか