青年の自殺
● 過去25年間に,自殺はアメリカにおける若者の死因の第2位を占めるまでに増加した。来年度中には7万人から8万人の若者が自殺を図り,そのうち3,500人ないし4,000人が死亡するものと推測されている。ロサンゼルスの自殺予防センターおよび自殺行為研究学会の理事,ミカエル・L・ペック博士は若者の自殺が増加している2つの考えうる理由を上げ次のように述べた。「今日,ストレスは劇的に増加した。第2の理由は…人びとは若い時分に生活をエンジョイすることを親から学び,また同じ親から人を信用してはいけないことを学ぶという事実である。おそらく戦後の世代は意志の疎通という面でより広範に抑圧されたのであろう」。ペック博士は,今では大学における圧力だけが原因で自殺する大学生はほとんどいないことを指摘し,「家庭内での圧力がそれに伴なっている」と述べた。