聖書の教育を与える集会場
聖書の真理を良いおとずれとして宣べ伝えているエホバの証人たちはどのようにして自分たちの集会場を設けるのでしょうか。日本においてエホバの証人は非常に活発に活動しており,多くの人が聖書の正確な知識と理解を得るのを助けてきました。増加の一途をたどるそれら集会出席者のために各地で王国会館が建てられており,そこでは毎週聖書が学ばれています。教会員の不足のために次々に閉鎖される教会とは異なり証人たちの問題はいかにして増加に見合う集会場所を設けるかということです。しばらく前まで,ほとんどの場合,公共の施設を利用してきましたが今では王国会館が各地で建てられるようになってきました。840個所にあるエホバの証人の会衆のうち460個所以上は各の王国会館を有し,それを使用していると報告されています。
一度建てた会館がしばらくして手狭になり,より大きなものが必要になる場合も少なくありません。たとえば愛知県岡崎市では1971年に立派な会館が完成しましたが,出席者が増加したために二つの会衆に分割されました。しかしそれでもすぐにひとつはいっぱいになってきたのです。それで会衆の成員は再び会衆を分割するより,さらに広い会館を建てることに決め土地を求めました。好意的な人の提供で駅から数分の高台に300坪ほどの土地が見つかりました。そこに建てられたのは立派な81坪の会館で350人位は楽に収容できるものです。
北海道苫小牧市にも最近王国会館が完成しました。建設は12月に始められました。寒さのためコンクリートが仕事中に凍ってしまうのを克服するため,暖めながら仕事をしなければならないなどの困難を乗り超え,急いで仕事が行なわれました。今年の3月20日に完成し,すぐに使用し始められました。
これらは各地で起きていることの代表的な例にすぎませんが,証人たちが広めている聖書中の良いたよりがいかに良い結果を見ているかを示しています。これら二つの建物は非常に立派に建てられましたが,見逃してはならない点は両方ともその地元の証人たちが自らの手で設計し工事も直接行なったということです。男性だけでなく婦人や子供たちも協力しました。苫小牧市では,吹雪の中での工事ということと,主に婦人や子供たちが働いているということで人々の間で評判になりました。
このような王国会館は各都市にあります。そこでは毎週聖書に基づいた教育が行なわれています。あなたもそこから霊的な益を得ることができます。出席してみてはいかがですか。