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目ざめよ! 1981
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渡り鳥に関する驚嘆すべき事実

渡り鳥が毎年旅をする方法や理由について,詳しいことはまだ分かっていません。しかし科学者たちは渡り鳥について,まさに驚嘆すべき事柄を発見しつつあります。このすばらしい旅人たちに関するおもしろい事実を幾つかご紹介しましょう。

燃料: 渡り鳥はどのようにしてその長い無着陸飛行を続けるのでしょうか。ほとんどの渡り鳥は,体内に余分の脂肪を蓄えるという形で予備燃料を増やし,旅の準備をします。例えばズグロアメリカムシクイは飛び立つ前に体重を約2倍に増やします。105ないし115時間後には南米に到着しますが,疲れ果てて瀕死の状態になっていることも珍しくありません。わたしたちがこれに匹敵する芸当をするとすれば,飲まず食わずで連続80時間,100㍍を約15秒の割合で走らなければなりません。

速度: 鳥は渡りの経路をどれほどの速さで飛行するのでしょうか。小型の鳥の多くは時速40-48㌔の速度で飛びます。小さなハチドリでさえ,こうした渡りに際しては時速32㌔以上の速度を出せるのです。ガンやシギなどの大型の鳥になると,1分に1.6㌔を上回る速度で旅ができます。これだけの速度を出し,また保つのですから,鳥の心臓は,その大きさでは世界で最も強力なモーターであるに違いありません。

高度: 渡りの時には,大半の鳥は比較的低空を飛行し,大海原の波頭すれすれの所を飛ぶ鳥もいます。しかし,ヒマラヤの山地に住む人々は自分たちの頭上高く,海抜9,000㍍という記録的な高度をガンが飛行するのを見て驚いたことがありました。小型の鳥でも追い風を見付けようと,6,400㍍くらいの高度を飛行します。そのあたりになると空気は冷たくて希薄です。ちなみに,高度7,600㍍から1万2,000㍍あたりを巡航する旅客ジェット機の場合は,座って休んでいるだけの乗客の安全を図り,気分を楽にするため,客室の気圧を上げてあります。高度4,300㍍では,特別な酸素供給源がないと人間はせわしい息づかいをするようになり,極度の疲労を感じ始めます。7,600㍍以上になると死ぬ可能性もあります。

距離: ある種の渡り鳥が非常な長距離を旅行することについてはよくご存じでしょう。ではどれほど遠くまで行くのでしょうか。前述の小さなズグロアメリカムシクイは南米で冬を過ごすため,3,700㌔の距離を無着陸で飛行します。アラスカのアリューシャン列島を飛び立ったムナグロチドリは,35時間で,そして250万回以上羽ばたいて,ハワイまでの3,300㌔の距離を無着陸で飛びます。中には短時間の休憩ののち,さらに3,400㌔を飛んで,南太平洋のマルケサス諸島に,またさらに南方に飛んで行くものもいるのです。最高記録ですか? キョクアジサシの右に出る鳥はいないでしょう。繁殖地の北極から冬期の住まいとなる南極まで,地球を半周近く,片道1万7,600㌔も旅行するのです。しかし喉元の赤いハチドリも,それなりにやはり驚嘆に値します。この鳥はわずか約3.5㌘という軽量ながら,800㌔のメキシコ湾を一飛びで横断するのです。その間,1秒50回の割合で25時間羽ばたきを続けます。

タイミング: 米国カリフォルニア州,サンフワン・カピストラーノのツバメは時間を厳守するので,祭りのときとツバメが春ごとにアルゼンチンから戻ってくる時とは必ず一致するほどです。昔から3月19日はツバメの帰郷を歓迎する日で,ツバメはカレンダーや時計を使わなくても,大抵その日を中心に数日以内に姿を現わします。

航空術: 鳥がどのように渡りの経路を計画するかは,今もって大きな謎です。その点について確かなことが言える人は一人もいません。太陽,星,紫外線と偏光,遠くの波から発せられる低周波の音,天候の変化,海岸線と山脈,それに地球の磁場や重力場さえ鳥は手掛かりにできるのです。鳥の脳は何と見事な装置になるのでしょう!

確かに,翼を持つこれらの生物はユニークな存在です。この鳥たちに,畏怖の念を抱かせるねばり強さと,忍耐力と,空を飛ぶための驚嘆すべき能力を付与したのはだれでしょうか。鳥たちの持つ驚嘆すべき能力は,創造者の知恵と力を証しするものです。

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