赤しまめのう
(あかしまめのう)(Sardonyx)
めのうの一種で,玉髄の一種でもある飾り石。これは乳白色の玉髄と透明な紅玉髄の幾つかの層でできている,しまめのうです。しかし,対照をなす層が金色もしくは褐色の場合もあります。白い層を通して見える赤い層がギリシャ人には指の爪の色そっくりに見えました。オニュクス(「指の爪」の意)というギリシャ語が当てられたのは,多分そのためでしょう。赤しまめのうは,パレスチナやアラビアを含め,色々な場所で見つかります。
この石は聖書の啓示 21章2,19,20節で一度だけ言及されており,その句では「聖なる都市,新しいエルサレム」の第5の土台石は赤しまめのうの石です。