子供たちはこらしめに応ずる
ひとりの母親は,4人の子供たちを訓練した努力について,次のような手紙を送つてきました,『良く言うように,子供たちの行儀を直すため,私はできるだけの手をつくしてきた,と思いましたが,毎日いろいろな事柄で子供たちは言うことを聞かず,親に手向うのでした。私は5年間ヱホバの証者でしたが,夫はひどく反対しており,子供たちに「ものみの塔」の出版物を読んではいけないと言っていました。子供たちに聖書を毎日教えるのは両親の責任である,と強調されたとき,私は毎日聖書を読む為の時間を設けようと決めました。丁度その時間は子供たちが一番楽しむ時にカチ合つたため,7歳,5歳,3歳の男の子は,猛然と反対しました。創造の記録が終つた後は,子供たちは興味を失つてしまい,私が毎晩テレビジョンを切つて,さあ聖書を読む時間ですよ,と言うと,大声でわめき散らして反対しました。片手に聖書を持ち,片手に鞭を持つて座つたことは,しばしばでした。しかし,日が経つにつれ,子供たちは反対しなくなり,3年後の今では,子供たちはよろこんで聞くどころか,子供たちの方から聖書を読みたいと言つてきて,代わるがわるに読んでおり,読んだところについて質問してもらいたい,と私に願う程です。この習慣の結果は,本当に大きいものでした。聖書についての子供たちの知識が深まるだけでなく,家の中も大へん良くなり,こらしめる必要がずつと少くなりました。そして,子供たちは学校の級で首席になつています。それも,難しい言葉を声を出してはつきり読んできたお陰です。』