西ベルリンでのある再訪問
● 西ベルリンは,ドイツの中でも非常によく伝道されている地域のひとつです。そして,ここの王国宣明者たちはいろいろなよい経験をしてきました。たとえば,ひとりの兄弟は良いたよりを携えて,あるアパートの4階にある家を5回訪問しましたが,家の人はそのたびに留守でした。5回めの時には,見本用に「ものみの塔」誌を1冊と聖書研究のちらしを入れておきました。それからしばらくたったある日のこと,そのアパートのある地域を車で走っていたとき,「今日はあの家に行ってみよう」という考えがわいてきました。兄弟はそのアパートの階段を上って行きました。その階段を上がるのはこれで6回めでした。結果はどうでしたか。ひとりの婦人が応待に出てきました。彼女は,先回の訪問で兄弟が残してきた雑誌をすでに読んでおり,今回は「真理」の本を受け取りました。再び訪問する約束がなされ,やがて定期的な聖書研究が始まりました。こうしたねばり強さには価値があります。よく伝道されている西ベルリンでは,一昨年だけで275人がバプテスマを受けてクリスチャンになりました。