ハルマゲドン ― 大変災による終わり?
ハルマゲドン! この言葉から連想するのは,大規模な破壊や宇宙的な大火災でしょうか。聖書中の表現のうち“ハルマゲドン”(または“アルマゲドン”)ほど様々な国の話し言葉に含められるようになったものはそう多くありません。この言葉は,人類の暗たんたる前途を描写するのに広く使われてきました。人々は映画やテレビの影響によって,来たるべき“ハルマゲドン”の恐ろしい場面をすぐに想像できるほどになっています。この言葉はなぞに包まれ,いろいろと誤解されています。それが何を意味するかについて様々な考えがありますが,そのほとんどは,この表現の出所である聖書がハルマゲドンについて教えている事柄と調和していません。
聖書は,ハルマゲドンを「世の終わるとき」と結び付けています。ですから,この言葉の本当の意味をはっきり理解するのは重要なことではないでしょうか。(マタイ 24:3,「新共同訳」,共同訳聖書実行委員会)ハルマゲドンはどのようなもので,あなたやご家族にとって何を意味するのか,といった疑問の答えを得るには,真理の究極の源である聖書を調べるのが理にかなっているのではないでしょうか。
そのようにして調べれば,ハルマゲドンは,大変災による終わりではなく,むしろ幸福な時代の始まりであることが明らかになります。義にかなった新しい世界での生活を楽しみたいと願う人々にとっての新たな始まりなのです。次の記事は,ハルマゲドンが実際に何を意味するかを説明しています。お読みになれば,聖書のこの肝要な真理をはっきり理解することができるでしょう。
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あなたの抱くハルマゲドンのイメージは?
• 核兵器による破滅的な結末
• 環境異変による大災害
• 地球と他の天体の衝突
• 神が邪悪な人々にもたらす滅び