支部の手紙
王国伝道者のみなさん:
11月中,わたしたちはみな他の人に真理を教える非常に良い機会を得ることでしょう。戸別伝道では「真理」の本をおもに配布しますが,お手もとに相当数の「進化」の本がある場合には,「見よ!」または他の小冊子を添え,120円の寄付で提供してもかまいません。いずれの場合にも,最初の訪問の時か再訪問の時に,必ず聖書研究について説明し,もう一度訪問してください。「目ざめよ!」あるいは「ものみの塔」が郵便で定期的に届けられることによって,それらの人の多くは家庭聖書研究の取り決めを受け入れるよう励まされるかもしれません。
このことに関して,四国のひとりの開拓者は,今年の記念式のころに得た喜ばしい経験を次のように知らせています。「伝道を終えて帰ろうとすると,電気の検針をしていた人が通りかかり,この公園の先にも家があるよ,と教えてくれました。一軒だけ離れて建っているうえ,遠いので,どうしようかと考えましたが,信仰をもって行きました。その時お会いしたかたは,外国文学を読むと背景にキリスト教的な思想が出てくるため,聖書を知りたい,と言われて,すぐ「ものみの塔」を予約されました。そして,勤めているため時間がないからという理由で,研究は断わられました。その後,遠い所でしたので再訪問をしませんでした。2週間ぐらい過ぎてから,講演者が来られたとき,その公園の区域に案内する機会がありました。そのとき,途中でそのかたを訪問しました。ちょうど日曜日でお会いすることができ,当日の講演会に招待しました。すると,さっそく午後お見えになり,引き続き記念式にも出席されました。そこで感銘を受け,家庭聖書研究に応じられました。この新しい人は学校の先生ですが,大きな犠牲を払って,まもなくすべての集会にふたりの子どもを連れて出席されるようになりました。ご自分で「真理」の本を3章まで終えるころには,すでに自分の子どもたちにも真理をよく教え,友人にも証言をし,学校から別の人を集会に連れてくるほどでした」。この経験は,区域内のすべての家で証言をし,真理の種が根を降ろしたかどうかを見るために忠実に再訪問し,それから,心の正しい人びとに真理を教えることがいかに必要であるかをはっきり示しています。
みなさんもひき続き奉仕を楽しまれますように。
― 東京支部事務所