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イエス 道,真理,命
イ道 45章 114ページ–115ページ 3節
大勢の邪悪な天使に取りつかれた男性がイエスに近づいているところ

45章

大おお勢ぜいの邪じゃ悪あくな天てん使しを追おい出だす

マタイ 8:28-34 マルコ 5:1-20 ルカ 8:26-39

  • 大おお勢ぜいの邪じゃ悪あくな天てん使しを追おい出だし,豚ぶたの群むれの中なかに送おくり込こむ

弟で子したちがひどい嵐あらしを切きり抜ぬけて岸きしに着つくと,ショックなことが起おきます。邪じゃ悪あくな天てん使しに取とりつかれた2人ふたりの凶きょう暴ぼうな男おとこが墓はかの間あいだから出でてきて,イエスに向むかって走はしってきたのです。聖せい書しょの記き述じゅつでは,そのうちの1人ひとりが特とくに注ちゅう目もくされています。恐おそらく,その男おとこの方ほうがより凶きょう暴ぼうで,より長ながい期き間かん,邪じゃ悪あくな天てん使しに支し配はいされてきたからでしょう。

この気きの毒どくな男だん性せいはずっと裸はだかで生せい活かつしており,昼ひるも夜よるも「墓はか場ばや山やまの中なかで叫さけんだり,石いしで自じ分ぶんの体からだを傷きずつけたりして」います。(マルコ 5:5)あまりにも狂きょう暴ぼうなので,その周しゅう辺へんを通とおる人ひとは誰だれもいません。この人ひとを縛しばろうとしても,鎖くさりは引ひきちぎられ,足あしかせは打うち壊こわされてしまいます。誰だれもこの人ひとを従したがわせる力ちからがないのです。

男だん性せいはイエスの前まえでひれ伏ふします。すると,取とりついている邪じゃ悪あくな天てん使しは,「至し高こうの神かみの子こイエス,何なにをしに来きたのですか。私わたしを罰ばっしないことを神かみに懸かけて誓ちかってください」と男だん性せいに叫さけばせます。イエスは邪じゃ悪あくな天てん使しを従したがわせる権けん威いがあることを示しめし,「その人ひとから出でなさい,邪じゃ悪あくな天てん使しよ」と命めいじます。(マルコ 5:7,8)

実じつは,この男だん性せいには大おお勢ぜいの邪じゃ悪あくな天てん使しが取とりついていました。「あなたの名な前まえは何なんですか」とイエスが尋たずねると,「レギオンです。私わたしたちは大おお勢ぜいいるからです」という答こたえが返かえってきます。(マルコ 5:9)レギオンは軍ぐん団だんという意い味みです。古こ代だいローマの軍ぐん団だんは何なん千ぜん人にんもの兵へい士しで構こう成せいされていました。ですから,非ひ常じょうに大おお勢ぜいの邪じゃ悪あくな天てん使しがこの男だん性せいを苦くるしめ,それを楽たのしんでいたのです。邪じゃ悪あくな天てん使したちは,「底そこ知しれぬ深ふかみに去さっていけとは命めいじないでください」とイエスに嘆たん願がんします。彼かれらは自じ分ぶんたちと自じ分ぶんたちの支し配はい者しゃであるサタンにどんな最さい後ごが待まっているのか知しっているようです。(ルカ 8:31)

豚の群れが崖に突進して海に落ちているところ

その付ふ近きんの野の原はらでは2000頭とうほどの豚ぶたが草くさを食たべていました。律りっ法ぽうで豚ぶたは汚けがれた動どう物ぶつとされており,ユダヤ人じんは豚ぶたを飼かうことすら許ゆるされていませんでした。邪じゃ悪あくな天てん使したちは,「私わたしたちを豚ぶたの中なかに送おくり込こんで,その中なかに入はいらせてください」と言いいます。(マルコ 5:12)イエスがそれを許ゆるすと,彼かれらは豚ぶたの中なかに入はいります。すると,2000頭とうほどの豚ぶた全すべてが崖がけに突とっ進しんし,海うみに落おちて溺でき死しします。

豚ぶたの世せ話わをしていた人ひとたちは急いそいで町まちや田舎いなかに行いき,このことを知しらせました。人ひと々びとは何なにが起おきたのか見みようとやって来きます。来きてみると,邪じゃ悪あくな天てん使しに取とりつかれていた男だん性せいがすっかり元げん気きになり,正しょう気きを取とり戻もどしています。そして何なんと,服ふくを着きてイエスの足あし元もとに座すわっています。

イエスが邪悪な天使に取りつかれていた男性に,家族の元へ帰って癒やされたことを話すよう言っているところ

この知しらせを聞きいたり,その男だん性せいを見みたりした人ひとたちは恐きょう怖ふを感かんじ,イエスが次つぎに何なにをするのか不ふ安あんになります。それで,ここから出でていくようイエスに嘆たん願がんします。イエスが舟ふねで出しゅっ発ぱつしようとした時とき,邪じゃ悪あくな天てん使しに取とりつかれていた男だん性せいが一いっ緒しょに行いかせてほしいとイエスに頼たのみます。しかしイエスはこう言いいます。「親しん族ぞくの元もとに帰かえり,エホバがしてくださった全すべての事ことと示しめしてくださった憐あわれみについて知しらせなさい」。(マルコ 5:19)

普ふ通つうイエスは自じ分ぶんが癒いやした人ひとに,起おきたことを話はなさないよう命めいじます。人ひと々びとが大おおげさなうわさによって自じ分ぶんに信しん仰こうを持もつことがないようにするためです。しかし今こん回かいは違ちがいます。この男だん性せいはイエスの強きょう力りょくな力ちからの生いきた証しょう拠こであり,イエスが直ちょく接せつ会あえない人ひと々びとに証しょう言げんすることもできます。また,この男だん性せいが証しょう言げんすれば,豚ぶたが死しんだ件けんで悪わるいうわさが広ひろがるのを防ふせげます。それで,この人ひとはイエスがしてくれたことをデカポリス全ぜん域いきで話はなします。

  • 聖せい書しょの記き述じゅつで,邪じゃ悪あくな天てん使しに取とりつかれた2人ふたりの男だん性せいのうち1人ひとりが特とくに注ちゅう目もくされているのはなぜですか。

  • 邪じゃ悪あくな天てん使したちは自じ分ぶんたちの将しょう来らいについて何なにを知しっていますか。

  • 邪じゃ悪あくな天てん使しに取とりつかれていた男だん性せいが,起おきたことを他たの人ひとに話はなすようイエスに指し示じされたのはなぜでしたか。

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