若い皆さん ― エホバの心を歓ばせましょう
1 若者が体力や活力を正しい仕方で用いるなら,確かに喜びある人生を送れます。賢王ソロモンは,「若者よ,あなたの若い時を歓べ。若い成年の日にあなたの心があなたに良いことをするように」と書きました。(伝道の書 11:9)若い皆さんは,自分の行動について神に申し開きをしなければなりません。
2 あなたがどんな生き方をするかはあなただけではなく,親にとっても違いをもたらします。箴言 10章1節は,「賢い子は父を歓ばせ,愚鈍な子はその母の悲嘆となる」と述べています。しかし,もっと重要なのは,あなたがどんな生き方をするかは創造者であるエホバ神に影響を及ぼすという点です。だからこそ,箴言 27章11節も若い人たちをこう激励しています。「我が子よ,賢くあって,わたしの心を歓ばせよ。わたしを嘲弄している者にわたしが返答するためである」。若い皆さんは今日,どうすればエホバの心を歓ばせることができますか。このことは幾つかの方法で達成できるかもしれません。
3 ふさわしい模範を示すことにより: 若い皆さんは,神の言葉の中で予告されている,「対処しにくい危機の時代」を経験しています。(テモテ第二 3:1)あなたはまた,信者でない学校の友達から圧力を受けたり,聖書に基づいた見方をあざける先生から圧力をかけられたりすることさえあるかもしれません。例えば,ある先生は,進化論は事実で聖書は神話であると言いました。しかし,そのクラスにいた若い奉仕者は聖書を忠節に擁護しました。結果として,何件もの聖書研究が取り決まりました。関心のある人で,集会に出席しはじめた人たちもいました。若い兄弟姉妹の皆さんの信仰は,不敬虔な世を罪に定め,心の正直な人たちを真理の側に引き寄せます。―ヘブライ 11:7と比較。
4 あなたは,会衆の友達が悪いことに屈してしまわないよう,彼らを励ますことができますか。学校,家,会衆で良い模範を示すなら,あなたは他の若い奉仕者の信仰を強めることができます。(ローマ 1:12)他の人のために模範を示すことによって,エホバの心を歓ばせてください。
5 服装と身なりにより: ある若い姉妹は,慎み深い服装のためにさんざんばかにされ,“超潔癖女”というあだ名を付けられましたが,ひるんで世の不敬虔な規準に合わせたりはしませんでした。むしろ,自分がエホバの証人であり,自分はエホバの証人の高い規準を守るつもりだと話しました。あなたは,そのように心の強い人ですか。それとも,考え方や行動の仕方に関して,サタンの世の型に押し込まれるままになっていますか。若い皆さんの多くがエホバの教えを心に留め,だらしのない服装,流行,アイドル,世の教えなどを退けている様子を観察できるのは,本当にうれしいことです。確かに,最近の地域大会で学んだように,このような事柄は世から出ていて悪霊たちの影響を受けているということを悟らなければなりません。―テモテ第一 4:1。
6 娯楽とレクリエーションを選ぶことにより: 親は,子供たちが正しい娯楽やレクリエーションを賢明に選ぶよう助ける必要があることを銘記しなければなりません。一人の兄弟は,自分が強い愛を抱くようになったある家族をほめました。親は霊的な考え方をし,指針を与えて,家族のレクリエーションにもそれを当てはめました。兄弟はこう述べています。『この一家が,物事を一緒に行なう様子はすばらしいと思います。親は子供の奉仕の準備を手伝うだけでなく,レクリエーションを行なう時にはハイキングに出かけたり,博物館に行ったり,ただ家にいて遊んだり何かを行なったりして楽しみます。家族が互いに,また他の人に愛を示す様子を見ると,将来に何が起きてもこの一家は真理のうちを歩むだろうと確信できます』。
7 もちろん,レクリエーションや娯楽を家族がそろって行なえない時もあります。若い皆さんは,この点に加え,自由な時間をどう過ごすかを決めることの重要さを意識している必要があります。サタンはできるだけ多くの人を惑わそうと決意しています。経験の浅い若い人たちは特に,サタンのずる賢い行為や欺まん的な勧めの標的になりやすいのです。(コリント第二 11:3。エフェソス 6:11)それで今日,サタンはあなたをわき道にそらせ,利己的に快楽を求める不義の生活を追い求めるよう,いろいろな方法で誘惑してきます。
8 テレビは,物質主義的で不道徳なライフスタイルを広めて人々を唆す主要な手だてです。映画やビデオは,暴力や露骨なセックスを決まって取り上げます。ポピュラー音楽は堕落し,わいせつになる一方です。サタンの誘惑は無害に見えるかもしれませんが,現に幾万人ものクリスチャンの若者を間違った考えや悪行に誘い込んだのです。そうした圧力に抵抗するには,精力的に義を追い求めなければなりません。(テモテ第二 2:22)娯楽やレクリエーションに関して考え方や行動を変えなければならない場合,どうすれば変化できますか。詩編作者はこう答えています。「わたしは心を込めてあなたを尋ね求めました。わたしをあなたのおきてから迷い出させないでください」― 詩編 119:10。
9 一般に,スポーツや芸能界のスターは偶像視されています。エホバへの恐れがあれば,不完全な人間を偶像視しないよう守られます。今日,性の不道徳をさえ偶像視する人は少なくありません。ポルノや堕落させる音楽を避けることによって,このような傾向に警戒できます。音楽について,「ものみの塔」1993年4月15日号にはこう記されています。「音楽は神からの贈り物です。しかし,危険なほど音楽に夢中になっている人も少なくありません。……音楽をあるべき位置に保ち,エホバの働きにおもに関心を向けることを目標にしてください。音楽を選ぶ時には,慎重に選択するようにします。そうすれば,この神からの贈り物を誤用するのではなく,活用することができるようになるはずです」。
10 悪いことに対する徹底的な憎しみを培いましょう。(詩編 97:10)悪いことをしたいという気持ちになった時には,エホバが問題をどうご覧になるかを考えます。また,結果についても考えてください。望んでいないのに妊娠したり,性行為感染症にかかったり,感情面で大きな痛手を受けたり,自尊心を失ったり,会衆での特権を失ったりするのです。悪を行なうよう唆すテレビ番組,映画,ビデオ,音楽,会話などに自分をさらさないようにします。聖書の言う「愚鈍な者」と交わらないでください。(箴言 13:19)相手をよく選び,エホバとその義の規準を愛している会衆内の人々と親しく交わりましょう。
11 確かに,エホバの心を真に歓ばせたいと思っている若者は,エフェソス 5章15節と16節にある,次の有益な助言に従います。「あなた方は,自分の歩き方をしっかり見守って,それが賢くない者ではなく賢い者の歩き方であるようにし,自分のために,よい時を買い取りなさい。今は邪悪な時代だからです」。この終わりの日に,自分が進歩するよう『しっかり見守る』点で何が役立ちますか。
12 霊的な必要を顧みる: イエスはマタイ 5章3節で,「自分の霊的な必要を自覚している人たちは幸いです」と言われました。あなたも,自分の霊的な必要を自覚するなら幸福になれます。霊的な必要を満たすことには,良いたよりを熱心に伝道することが含まれています。伝道すれば,学んでいる事柄に対する信仰が築かれるからです。―ローマ 10:17。
13 あなたは自分の経験から,宣教に定期的に携わるのはいつも楽であるとは限らないことを知っているでしょう。たいてい,自信が持てないことが原因のようです。ですから,固い決意が必要です。宣教に定期的に携わるなら,証言の技術は向上し,伝道する能力に関して自信がつきます。
14 より経験のある会衆内の奉仕者,例えば正規開拓者や長老たちと働くことをあらかじめ約束してください。そのような人が行なう証言や,戸口で反対の意見にどう答えているかをしっかりと聞きましょう。「論じる」の本を上手に使い,「王国宣教」に出ている提案を活用してください。やがて,あなたも宣教からもっと大きな喜びが得られるでしょう。自分の持つすべてのものをエホバに差し出しているからです。―使徒 20:35。
15 中には,学校で証言する機会を活用し,弟子を作る面でかなりの成果を得ている人もいます。(マタイ 28:19,20)クリスチャンのある若者はこう言っています。「僕はクラスの自由時間に証言する機会がたくさんありました。特に,祝祭日の時期はそうでした。ほかの人が見えるよう,聖書に関する出版物を机の上に置くと,関心を持った生徒が何人も僕に近づいてきました」。結局,かなりの数の生徒に加え,先生までもクリスチャンの集会に出席しはじめました。事実,この先生は進歩して,献身したエホバの証人になったのです。エホバはあなたのような若い崇拝者がみ名に賛美をもたらす時,大いに歓ばれます。
16 霊的な必要を満たす別の方法は,個人研究です。エホバの心を歓ばせるには,エホバとその目的,また,わたしたちへの要求に関する知識を取り入れなければなりません。あなたは個人研究の時間を取り分けていますか。必ず時間を取って食事をするように,定期的に研究しますか。(ヨハネ 17:3)神権宣教学校の聖書朗読の予定に付いてゆくことに加え,自分で予定を立てて聖書を読んでいますか。全部の集会の予習をしっかり行なっていますか。「ものみの塔」誌と「目ざめよ!」誌を定期的に読んでいますか。特に,あなたは「若い人は尋ねる…」の連載記事を毎号時間を取って読み,それぞれの聖句を注意深く調べますか。また,協会が皆さんの霊的必要のことを特に考えて準備した,「若い人が尋ねる質問 ― 実際に役立つ答え」の本を忘れないでください。世界中のクリスチャンの若者やその親から,エホバに近づく点でこの本がどれほど助けになったかをつづる手紙が寄せられています。
17 聖書や,聖書研究のための神権的な手引きを読むなら,エホバとそのお考えや目的などを知ることができます。このような情報がどう役立つかを考えてください。読んでいる事柄を,以前に読んだ事柄と結びつけてください。これには黙想が伴います。黙想をすれば,情報は心に達し,あなたを動かします。―詩編 77:12。
18 わたしたちは,霊的な必要を自覚している若い人たちが集会に出席しているのを見てうれしく思います。若いクリスチャンの皆さんは,集会で定期的に意味深い注解をして,他の人を励ますことができます。毎回の集会で,少なくとも1回は注解することを目標にしてください。集会の前後に築き上げる交わりに加わって,会衆内のあらゆる年齢の人との温かな関係を築いてください。(ヘブライ 10:24,25)ある若い兄弟は,毎回の集会で少なくとも一人の年上の兄弟か姉妹と話をするよう親に勧められたと述べています。現在この兄弟は,会衆の年上の成員と交わって貴重な経験を積むことができたと考えています。
19 霊的な目標を追い求める: 目的も方向づけもなく生活している若者が少なくないのは残念なことです。とはいえ,神権的な目標を定め,それを首尾よくとらえることから得られる達成感を味わうのは望ましいことではないでしょうか。神からの教育によって知識を得る一方でこのような目標を追い求めるなら,いま個人として満足を得,最終的にはとこしえの救いに至ります。―伝道の書 12:1,13。
20 目標を定めるときは,それを祈りに含めてください。親や長老たちと話し合いましょう。自分と自分の能力について吟味し,他の人と比べてではなく,自分には何ができるかということに基づいて,実際的な目標を定めます。人は皆,造りが異なります。身体的・精神的・感情的・霊的にも他の人と異なります。ですから,ほかのだれかが行なっている事柄をすべて成し遂げようとしないことです。
21 あなたがとらえることのできるどんな目標がありますか。まだ伝道者でなかったり,バプテスマを受けていなかったりするなら,そのような点を目標にするのはどうでしょうか。伝道者であれば,宣教のために毎週費やす時間の目標を定めることができるでしょう。再訪問で上手に教えられるように努力し,聖書研究の司会をあなたの目標にしてください。バプテスマを受けた在学中の若者であれば,夏の時期に補助開拓奉仕をする目標を立てるのはいかがでしょうか。『主の業においてなすべき事はいっぱいに』あるのです。―コリント第一 15:58。
22 親の援助は欠かせない: 会衆内の若い人は,命を得るために一人でがんばらなければならないと感じる必要は決してありません。エホバはご自分の組織を通し,若い人たちが日常の決定を下し,生活での障害を乗り越える点で助けになる助言を与えてくださっています。言うまでもなく,子供が正しい決定を下せるよう助けるおもな責任を担っているのは,献身した親です。聖書はコリント第一 11章3節で,夫を家族の頭と定めています。ですから,クリスチャンの家庭では,妻が夫と密接に働きながらも,父親が率先して子供たちに神のおきてを教えます。(エフェソス 6:4)これは,幼い時から始まる良心的な訓練によって行なわれます。子供の脳は,生後1年で3倍の大きさになりますから,親は乳幼児の学習能力を過小評価すべきではありません。(テモテ第二 3:15)子供が成長するにつれ,親は子供がエホバを愛し,エホバとの良い関係を培うよう,漸進的に教える必要があります。
23 「神の教え」地域大会で,「家族が救われるために一生懸命に努力する」という主題の話がありました。子供を援助するどんな実際的な方法があるかを親が理解できるよう,さまざまな点が取り上げられました。親が良い模範を示すこと,ここから手を付けるのが最善です。子供を霊的に助けるには,何をすべきで何をすべきでないかを始終話すよりも,親の模範がものを言います。親としてふさわしい模範を示すことには,家庭内で,つまり配偶者や子供たちに対して霊の実を表わすことが含まれます。(ガラテア 5:22,23)神の霊は強力な影響力を及ぼして良い結果を生み出すことを多くの人は経験から知っています。それは,お子さんの思いと心を形作る上で助けになります。
24 大会ではまた,個人研究の習慣,集会の出席,野外宣教への定期的な参加などの面で親が良い模範を示す必要があるということが触れられました。親が家で真理について熱意をこめて話し,宣教で熱心に率先し,積極的に個人研究に取り組むなら,子供も霊的な事柄にひたむきな関心を向けるように促されるでしょう。
25 考え抜かれた準備をした上で定期的に行なわれる,家族の意味深い聖書研究は,興味深くて楽しいもの,家族の一致を再確認するひとときとなります。子供の心を動かすための時間を取ってください。(箴言 23:15)家族研究で毎週の「ものみの塔」研究の予習をする家族は少なくありませんが,時折,家族に必要な特定の点を取り上げると励みになるでしょう。見解を知る質問を用い,家族の成員一人一人の注解に耳を傾けるなら,知識は増し,さわやかさも得られます。家族の頭にとって,家族の成員一人一人に益となる研究を司会することは確かに挑戦となります。しかし,全員が霊的に成長するなら,何と大きな報いが得られるのでしょう。全員が参加できるようにすれば,幸福な精神が行き渡ります。
26 親が愛のこもった,特別の訓練をいま施すことは,子供の命を救う上で欠かせません。(箴言 22:6)この点を念頭に置くなら,これが,親の行なう最も重要な教える業であることを容易に理解できます。この特別かつ重要な仕事を独力で行なわなければいけないと決して考えないでください。家族の責任を顧みる点で導きが得られるよう,エホバに大いに依り頼むことを学んでください。それがすべてではありません。他の人も大いに助けになってくれます。
27 他の人はどんな援助を行なえるか: 長老たちは若い人に,王国会館の清掃を親と一緒に手伝ってもらうことができます。会衆の集会で子供たちを励ましてください。奉仕会で割り当てを扱う長老や奉仕の僕は,聴衆が参加する箇所があるときに子供が挙げている小さな手を見逃さないようにすべきです。模範的な若い人に,親と一緒に実演をしてもらう機会を探してください。インタビューを受けたり,簡潔な注解ができたりする若い人もいるでしょう。
28 彼らの努力を当たり前のものとみなしてはなりません。若い人たちは,会衆の紛れもない資産となってきました。立派な行状により,『救い主なる神の教えを飾って』いる若者は大勢います。(テトス 2:6-10)小さな仕方ではあっても参加している若い人をほめる必要があることを意識してください。そうすれば,若い人は準備し,将来も同じことをまた行ないたいと思うよう励まされます。そのようにして関心を払うことの価値は値踏みできるものではありません。それには計り知れない価値があるのです。長老や奉仕の僕の皆さんは,会衆の年若い成員が集会で話をしたり,何かを提供したりするとき,これまでどれほど頻繁に近づいてほめてきたでしょうか。
29 開拓者の皆さんは,助けになるため何を行なえますか。ご自分の予定を振り返り,どうすれば学校に通う子供たちが午後の時間や週末にあなたの計画に加われるかを検討するのはいかがでしょうか。あなたは全時間奉仕を選んだことについて積極的な意見を述べていますか。あなたが宣教に喜びを見いだしていることは,表情にも表われていますか。他の人々,特に若い人に,時あるごとに全時間奉仕を勧めていますか。家から家に奉仕するときのあなたの会話は,築き上げる,積極的な内容になっていますか。そうであれば,あなたは開拓者として,この極めて大切な訓練計画に貢献していることになります。
30 会衆内のすべての人は,若い人の訓練という重要な業に鋭い関心を寄せるべきです。あなたは若い人と野外宣教で働く明確な約束をすることができますか。家から家の業の準備として証言を一緒に練習できますか。宣教で共に働く時は,その若者が将来携わる見込みのある霊的な活動を励ます機会を機敏にとらえていますか。奉仕者各自は,短い言葉でも,若い人が生涯の霊的な目標に対して積極的な考え方を持つきっかけになり得るということを意識しているべきです。これは若い人に永続的な益をもたらします。
31 若い人は互いに助け合える: 若い皆さん,わたしたちは皆さん一人一人に,これからもエホバの教えを心に留め,世が提供するものを退けるようにお勧めします。行状や内面の気持ちを調べることにより,自分がどんな状態にあるかを引き続き試してください。エホバと,毎日の生活の中でエホバが期待しておられる事柄に対して,あなたはどんな態度をとっていますか。サタンの考えの影響力に対して厳しい戦いをしていますか。(テモテ第一 6:12)人間は,特に若者は,友達から受け入れてもらいたいという自然の欲求を持っていますが,あなたは仲間に倣って悪いことをしたいと思うことがありますか。(出エジプト記 23:2)使徒パウロは,世のやり方のまねをさせようとする圧力がとても強いことを知っていました。―ローマ 7:21-23。
32 世の影響力に抵抗し,世の友達とは違う行動を取り,神の教えを心に留めるには勇気が必要です。古代の人々は,このことを成功裏に行ないました。勇敢なノアについて考えてみましょう。ノアは,信仰により,また当時の悪行者たちから離れることにより,世全体を罪に定めました。(ヘブライ 11:7)厳しい戦いをしてください。そうする価値があるからです。サタンの群衆に従う,弱くて意気地のない,おくびょうな人々に倣わないでください。むしろ,エホバの目に恵みを得ようとしている人たちと交わるようにしましょう。(フィリピ 3:17)神の約束された新しい世へ肩を並べて入ることになる仲間たちに囲まれるようにしましょう。(フィリピ 1:27)永遠の命に至る道は一つしかないということを銘記してください。―マタイ 7:13,14。
33 若者たちが神に賛美と誉れをもたらすのが,わたしたちにとって喜びとなるのであれば,それは神にとってどんなにか喜びをもたらすことでしょう。若い人たちがご自分の壮大な目的をできる限り宣べ伝える様子をご覧になって,エホバがうれしく思われることに疑問の余地はありません。若者は「エホバからの相続物」であり,エホバは彼らの最善の益だけを気にかけておられます。(詩編 127:3-5; 128:3-6)み父の関心を反映して,キリスト・イエスは幼い子供たちと交わることを大いに喜ばれ,エホバを崇拝するよう時間を取って彼らを激励しました。イエスは彼らに優しい愛情を表わしました。(マルコ 9:36,37; 10:13-16)わたしたちは,エホバやキリスト・イエスと同じような仕方で若者たちのことを見ているでしょうか。会衆内の若い人たちは,忠節を保ち,良い模範を示すときにエホバとみ使いたちがどう思うかを意識していますか。彼らは霊的な目標をとらえようと努めてエホバを喜ばせているゆえ,ほめ言葉を受け,激励されてしかるべきです。若い皆さん,今と将来に豊かな祝福をもたらすことになる目標を追い求めてください。