ポイント
エホバは今も将来も絶対に私たちを守ってくれます。
1-2. これから世界を揺るがすどんな出来事が起きますか。
もうすぐ,世界を揺るがすとんでもない出来事が起きます。いろんな国が自分たちの力を国際連合に渡すことになります。エホバが「ご自分の考え」を国家のリーダーの心に入れるからです。 (啓 17:17)力を得た国連と世界中の国は,協力しながら宗教組織を全部倒します。(啓 17:16)これにより大患難が始まります。その後はどうなるでしょうか。
2 その後,世界中の国が結託してエホバの証人を全力で攻撃してきます。(エゼ 38:14-16)どうしてでしょうか。「エホバの清い崇拝 ついに回復される!」の本にはこうあります。「サタンに唆された国々は,清い崇拝とそれを行う人たちを地上から根絶しようとします」。でもエホバはそうはさせません。それから,エホバのシナリオ通りに物事は進んでいきます。ハルマゲドンで,イエスと14万4000人率いる天の軍隊が悪い人たちを全員倒します。そうやって,みんなが安心して暮らせる世の中が始まります。(啓 16:14-16; 19:11-21)
3. この記事ではどんなことを考えますか。
3 そういう将来の出来事について考えると,怖く感じるかもしれません。でも,ビクビクしなくて大丈夫です。エホバが絶対に守ると言ってくれているからです。詩編にこうあります。「1000人があなたのそばに倒れ,1万人があなたの右に倒れる。しかし,あなたに危険が及ぶことはない」。(詩 91:7)エホバは私たちを必ず守ってくれます。今だけでなく,将来,絶体絶命のピンチになっても守ってくれます。どういうことでしょうか。詩編 91編から探っていきましょう。
絶対に守るという気持ちがこもった詩編
4. 詩編 91編1,2節から,エホバのどんな思いが伝わってきますか。
4 詩編 91編の内容をまとめるとこうです。エホバを信頼する人は必ず守られる。最初の2つの節からも,そのことがよく分かります。(詩編 91:1,2を読む。)「避難所」とか「とりで」という表現からイメージするのは,聖書時代の城壁に守られた都市です。都市の中にいれば,敵が攻めてきても安心していられました。エホバはまさにそういう安心感をくれます。さらに,エホバが翼の陰で守ってくれるという表現もあります。(ルツ 2:12。詩 17:8)宇宙で最強の方がそうやって守ってくれると考えると,本当に心強いですね。詩編 91編を書いた人は,いろんな表現を駆使して「何があっても絶対に守りたい」というエホバの決意を書いています。(詩 91:3-13)
5-6. (ア)詩編 91編の最後には,エホバのどんな約束が載っていますか。(イ)そこを読むと,怖くてもエホバに頼ろうと思えます。どうしてですか。(詩編 91:14-16)
5 詩編 91編の最後の3節を読むと,力が湧いてきます。エホバの守りたいという決意が伝わってくるからです。(詩編 91:14-16を読む。)ここでエホバは,「私は」という言葉を連発しています。「怖くてどうしようもない時は,私に頼ってほしい。絶対に守ってあげるから」と言ってくれているわけです。あいまいなところや,ふわっとしたところは少しもありません。「守る」と言い切っています。いつも約束を守るエホバが言っているので,100パーセントそうなります。(民 23:19。ヨシュ 23:14)
6 エホバは詩編 91編を私たちのために書かせました。(ロマ 15:4)私たちは,そのエホバの思いに応えて「あなたは私の避難所,私のとりで」と心から言いたいと思います。(詩 91:2)じゃあ,エホバはそもそも私たちの何を守ってくれるんでしょうか。
エホバは何を守ってくれる?
7. 詩編 91編からすると,エホバは何を守ってくれますか。
7 詩編 91編で言っているのは,エホバとの友情を壊すものから守られる,ということです。エホバとの絆を駄目にしてしまうものはいろいろあります。でもエホバはそういうものから守ってくれます。これまで説明されてきた通りです。でも,それだけじゃありません。エホバの証人というグループが,敵によって倒されることがないように守ってくれます。さらに,つらくても私たちの心が折れてしまわないようにも守ってくれます。まとめると,エホバとの友情,体,心が守られるということです。でも,詩編 91編からどうしてそこまで分かるんでしょうか。
8-9. サタンに誘惑された時,イエスは何と言いましたか。そこから何が分かりますか。(マタイ 4:5-7)
8 サタンがイエスを誘惑した時のことを考えてみましょう。(マタイ 4:5-7を読む。)サタンはイエスを神殿の高い所に連れていってからこう言いました。「ここから飛び降りてみろ。そうやっても傷一つつかないって詩編に書いてあるだろ?」イエスはサタンに,その聖句はそういう意味ではない,とは言いませんでした。むしろ「エホバ神を試してはならない」とだけ言いました。どういうことでしょうか。
9 イエスがサタンを正したのは,エホバの救う力を試させようとしたからでした。わざわざ無謀なことをしてエホバを試すのは明らかに間違っています。でも,イエスは天使を使ってエホバが身の安全を守ってくれることがある,と分かっていました。(王二 6:15-17; 19:34,35。ダニ 3:19,20,26-28; 6:16-22)それでサタンが体の安全が守られる根拠として詩編 91編を持ち出したこと自体は責めませんでした。 こういうことを考えると,詩編 91編から,エホバとの友情,体,心をエホバが守ってくれるということが分かります。
10. 詩編 91編を読むと,どんな気持ちになりますか。
10 詩編 91編を読むと力がもらえます。エホバの力を信じて頼るなら,絶対に守ってくれると思えるので,ほっとできます。これから先,とんでもない出来事が起きることを考えてビクビクすることもありません。では,エホバは今,そして将来どんなふうに私たちのことを守ってくれるんでしょうか。
エホバは今どんなふうに守ってくれている?
11. エホバのおかげで,エホバとの友情が守られます。どういうことですか。
11 エホバは私たちとの友情を守ってくれます。私たちをエホバから遠ざけてしまうものはいろいろあります。でもエホバはそういうものから守ってくれます。例えばエホバは,罪がどれほどがっちりと私たちをつかんでいるかをよく分かっていて,負けないための力をくれます。(ロマ 6:16; 7:21-23)でも,どうやってでしょうか。
12-13. エホバとの友情を守り抜くためにエホバは何をしてくれていますか。(マタイ 5:28,29)
12 聖書。エホバは聖書を使って,どうしたら悪いことをしたいという気持ちと闘えるかを教えてくれています。例えば,マタイ 5章28,29節です。(読む。)ここでイエスは,もし男性が下心を持って女性を見て良くないことを考え続けるとしたら,心の中で不倫をしたのと同じだと言っていたわけです。ここから何が学べるでしょうか。
13 良くないことをしたいという気持ちをかき立てるものを見てしまうと,実際にやってしまうかもしれません。(ヤコ 1:14,15)イエスは,そういう良くない考えが浮かんだら,右目をえぐり出すかのようにして捨てるようにと言いました。ある聖書注解者によると,このイエスの表現には「手術」という意味合いもあるそうです。がんを摘出するかのように,悪い考えは振り払わないといけないということです。(コロ 3:5)そうやってイエスの言う通りにすれば,エホバとの友情を守れます。
14. エホバは聖なる力を使ってどんなふうに守ってくれますか。
14 聖なる力。エホバは聖なる力によっても私たちを守ってくれます。聖なる力をもらうためにはどうしたらいいでしょうか。エホバは,祈って真剣にお願いする人に,たっぷりと聖なる力をくれます。(ルカ 11:9-13)使徒パウロはこう言っています。「聖なる力に導かれて歩んでください。そうすれば,罪深い欲望のままに行動することは決してありません」。(ガラ 5:16)この聖句のスタディー版の注釈にはこうあります。「聖なる力に導かれて歩む人は,神の聖なる力による導きを求め,考えや行動がその影響を受けるようにする。その人は罪深い欲望があったとしてもすぐに排除し,欲望を抱き続けないようにする」。ということは,聖なる力をもらうと,私たちは完璧になって,悪いことを全くしたくなくなるということでしょうか。そうではありません。でも,エホバが教えてくれている通りに正しいことをしたいという気持ちが強くなります。そうやって,絶対に失いたくないエホバとの友情を守れます。
15. エホバは忠実で思慮深い奴隷を通して守ってくれています。どんなふうにですか。(写真も参照。)
15 統治体。エホバは忠実で思慮深い奴隷を通しても守ってくれます。そのおかげで私たちは,ぴったりのタイミングでエホバとの友情を強くする情報を手に入れられています。みんな弱くて完璧ではないので,時々気持ちが落ちることがあります。以前してしまったことのせいで心が痛んだり,ストレスでいっぱいいっぱいになったりします。そんな時を狙ってサタンは攻撃してきます。「もうだめだ,エホバに仕えることはできない」と思わせようとしてきます。(マタ 4:3; 6:13)でもエホバは守ってくれます。いろんな記事や動画を通してです。そういうものを見ていて,エホバの許し方とか優しさが胸に染みて,心が軽くなる。そんな経験をしたことはありませんか。(詩 86:5。マタ 10:29-31。ルカ 12:28。ヘブ 13:5)「これは本当に自分のためのものだ」と思えたこともきっとあるんじゃないでしょうか。それはエホバの,あなたを守りたい,何があっても支えたいという気持ちの表れです。
エホバはぴったりの動画や資料を使って,友情を守ってくれる。(15節を参照)
16. (ア)エホバに仕える私たちはどんな目に遭うかもしれませんか。どうしてですか。(イ)でもエホバはどうしてくれますか。
16 サタンはエホバを愛する人たちを全滅させたいと思っています。(マタ 24:9。啓 12:9-12)それで私たちの体を傷つけようとしてきます。でも,エホバは絶対に守ってくれます。ということは,迫害から奇跡的に守られ,サタンの手に掛かって死んだりすることはないということでしょうか。そうではありません。エホバはサタンのうそを暴くために,私たちが命を落とすのを止めないこともあります。(啓 2:10; 6:9)でも,エホバの証人というグループがなくなることは絶対にありません。エホバが天使を通して守ってくれるからです。私たちがエホバを崇拝できなくなるということはありません。(ヘブ 1:7,14)
17. エホバは,私たちが体に何のダメージも負わないよう守るわけではありません。どうしてですか。
17 エホバは聖書を通して,ためになることを教えてくれています。聖書のアドバイスに沿って生きていくと,健康面でもいろんなメリットがあります。(格 14:29,30; 22:3。コリ二 7:1)でも,だからといって,私たちが体にどんなダメージも受けないようエホバが守ってくれるわけではありません。もしそうしてしまうと,サタンの言い分の間違いを証明することにはなりません。「結局,人間はメリットがあるからエホバに仕えているだけだ」という言い掛かりです。(ヨブ 1:10,11)さらに,エホバの評判というとても大切なことも絡んでいるので,反対や迫害を止めたりはしません。ローマの聖句には,エホバは「辛抱強く容赦してい」るとあります。(ロマ 9:22)でも,その辛抱もやがて終わり,私たちを攻撃する人たちはいなくなります。それまでの間,どれだけ圧をかけられても,私たちはエホバとの友情を守れます。(コリ一 10:13。ペテ一 5:10)
エホバは将来どんなふうに守ってくれる?
18. エホバは将来どんなふうに守ってくれますか。
18 この記事の最初で考えた通り,もうすぐ大患難が始まります。でも,エホバはその時も必ず守ってくれます。敵がどれだけ攻撃してきても,私たちとエホバとの友情が奪われることはありません。さらに,エホバの証人というグループがつぶされてしまうこともあり得ません。(エゼ 38:1,2,10-16)エホバはハルマゲドンの戦いでイエス率いる天の軍隊を使って悪い人たちを倒し,守ってくれます。(啓 17:12-14; 19:11,14,15)では,ハルマゲドンの時の私たち一人一人の身の安全はどうなるんでしょうか,考えていきましょう。
ハルマゲドンでイエス率いる無敵の軍隊が私たちのために戦ってくれる時,エホバの敵は誰一人生き延びません。でも,エホバに仕える私たちは誰一人死にません。
19-20. ハルマゲドンを怖がらなくていいのはどうしてですか。(挿絵も参照。)
19 ハルマゲドンを怖がらなくて大丈夫です。最強の神,ずっとそばにいて守ってくれるお父さんがいるからです。ハルマゲドンでイエス率いる無敵の軍隊が私たちのために戦ってくれます。その戦いでエホバの敵は誰一人生き延びません。(エレ 25:33。ゼカ 14:12)でも,エホバに仕える私たちは誰一人死にません。(ルカ 21:28。ペテ二 2:9)
20 ハルマゲドンの時,詩編に書かれている通りになります。「1000人があなたのそばに倒れ,1万人があなたの右に倒れる。しかし,あなたに危険が及ぶことはない。あなたはただそれを見る。悪人が処罰されるのを目撃する。あなたが『エホバは私の避難所』と言って,至高者のもとに住んだから」。(詩 91:7-9)エホバはハルマゲドンの時,私たちとの友情をしっかりと守ってくれます。グループとしてだけでなく,一人一人の心と体を完璧に守ってくれます。私たちが心から「エホバは私の避難所」と言うなら,エホバはこう答えてくれます。「あなたに危険が及ぶことはない」。それで怖がらずに胸を張って将来を見つめましょう。いつも守ってくれる最強の味方,エホバがいるからです。