思いと心の病気を避けなさい
『われらの心しりぞかず,われらの歩みなんぢの道をはなれず。』― 詩 44:18。
1 今日の地上では,霊的な病気についてどのような状態が見られますか。その責任者は誰ですか。
癌や心臓病よりもはるかに恐ろしい死の病気が地上にはびこつています。この病気にかかるとかならず霊的な死という結果になり,現在はおろか,将来でも癒されることは決してありません。サタンと悪鬼共が,その死の病気をもたらすものです。彼らは,いまや地に追い落されているため,人類に霊的な諸問題という災をもたらしています。極悪残忍な医師とも言うべきサタンは,地に住む多くの人々を霊的な病気にかからせて神の恵みを失わせ,遂には死にいたらせます。サタンは,あらゆる手段を用いて,人類の思いを暗まし,そして人類の心を堕落させようとしています。サタンは,人々の心をヱホバから引き離し,かくして正義の宿る新しい世に人々を入れさせまい,と努めています。サタンは,特に偽りの宗教的な規則を公やけにひろめたり,または秘密にひろめたりしてこのことを行つています。そのため,人々は霊的な眠り病や他の霊的な病気になります。犠牲者がこのような病気にかかると,なかなか目を覚ますことができず,霊的な病気をすつかり直すための正しい薬を施す真実の医師の治療をうけようとはしません。―マタイ 12:32。黙示 12:12。
2 真実の医師は誰々ですか。
2 真実の医師とは誰ですか。ヱホバ神と忠実な援助者キリスト・イエスであります。ヱホバ神もキリスト・イエスも最初の男と女を創造した方であられるため,人間のすばらしい思いと心に関するあらゆる秘密を知つておられます。ヱホバはイスラエル人にむかい,次のように言われました,『我はヱホバにして汝を医す者なればなり。』イエスも医しの業を行いましたが,それについては聖書に次のごとく書かれています,『イエスは,……良い働きをしながら,また悪魔に押えつけられている人々をことごとくいやしながら,巡回されました。』『ヱホバの力がイエスに働いて,イエスは医しをされた。』― 出エジプト 15:26。使行 10:38,新口。ルカ 5:17,新世。
3,4 (イ)ヱホバの民は,どのように又どの程度まで霊的に癒されましたか。(ロ)どんな愚かな行を避けるべきですか。そしてなぜですか。
3 ヱホバの証者は,ヱホバの過分の御親切により,サタンの悪しき宗教的な支配より自由に解放されました。ヱホバの証者は,救いを正しい医師に求めたのです。正しい医師は,奇蹟を行うことにより,一夜の中に,証者を霊的な健康体にいたしましたか。そのようなことはありません。証者が思いを変えて,心を真理でかたくするのには幾年という年月がかかるのです。思いと心に滲みこんでいる偽宗教の毒をすつかり取り去るには,幾年という年月が必要です。まつたく,霊的な癒しをうけるために幾年という年月は必要です。そして,正しい医師の導きをうけつつ,長年月の研究を続け,霊的な回復を図らねばなりません。ヱホバの証者は,いつも癒しの取り極めに従つているため,その取極めにより,ヱホバの証者の霊的な段階は順々に高められて行きます。そして,ヱホバの証者は,ハルマゲドンの後における新しい世の霊的な完全さを求めています。いま霊的に若がえらせる大きな取り極めが実行されていますが,あなたは,この取極めにどう従つていますか。
4 この取極めに従うにあたり,ある人のするごとき愚かな行は止めましよう。それらの人は,霊的な癒しを僅かな期間だけ受けて,もうすつかり回復したと考えてしまい,我と我が身を欺きます。そして,ヱホバの癒しの制度から離れて行きます。しかし,そのような人は,極めて危険な霊的な病気にすぐ陥つてしまいます。そして,程なくして死を図るサタンの医師どもは,そのような人に取り憑き,神に敵対させることにより霊的に死なせます。それで,今日ヱホバの癒しの取極めに従つて進歩せず中止した状態でいるなら,人は将来に,はなはだしい災をうけ,新しい世における永遠の福利を楽しむことができません。
5 正しい癒しの薬は何ですか。それは,どのように作用しますか。
5 大いなる医者,ヱホバ神とキリスト・イエスの用いている正しい癒しの薬は,聖霊,すなわち神から出る活動力によつて備えられるものです。啓示された神の御言葉は,『目の膏薬』になぞらえられています。この『目の膏薬』を理解の目に塗ると人の霊的な視力は医されます。神の御言葉を用いる,というこの薬は,人間のいままでに発見し得たあらゆる『奇蹟的な薬』『奇蹟的なワクチン』よりも,はるかに素晴らしいものです。(黙示 3:18)偽りの医師であるサタンや,一般に『神癒』を行うと称する宗教団体に依存しても,そのような神の薬を頂くことができません。神の啓示される御言葉という利き目のある癒しの薬は,また『真理』ともよばれています。この『真理』は,正しく『唯一つの真の神でいますあなたと,また,あなたがつかわされたイエス・キリストとを知る』ことにより,正しい考え方を人に持たせます。イエスは,癒しの業を行い,またいろいろな言葉を語ることにより,御自分が真実の医師の一人であられることを示されました。正しい霊的な薬は,真実の医師の用いるものです。イエスは,こう言われました。『真理を知るであろう。そして真理は,あなたがたに自由を得させるであろう……私は道であり,真理であり,生命である。』イエスが地を去られる時,弟子たちは真理の癒しの薬をいつも持つであろう,とイエスは保証されました。イエスの言葉によると,イエスは助け主として『真理の御霊』を弟子たちに遣わす,と言われています,『それは真理の御霊である。この世はそれを見ようともせず,知ろうともしないので,それを受けることができない。あなたがたはそれを知つている。なぜなら,それはあなた方と共におり,またあなたがたのうちにいるからである。』― ヨハネ 17:3; 8:32; 14:6,16。17,新口。
6 真実の医師は,最初の人間をどのように創造しましたか。それで,人間は霊的な癒しに答え応ずることができますか。
6 真実の医師は,人間の構造を十分良く理解しているため,真理という霊的癒しの薬の施し方を,知つています。真実の医師は,人間を神の像にしたがつてすばらしく創造しました。神の像に従つて人間は創造されましたが,それは人間に,限定されている愛,智恵,力そして公正という属性が備えられている,ということだけでなく,人間には理知の力が備えられていることをも示すものです。この理知の力により,人間は自分の持つ属性を認識すると共に,自分の福利のためにそれらの属性を用います。聖書は,思いと良心という言葉を用いることにより,その理知の力を説明しています。人間の神経系統は,頭脳,脊髄,そして,視覚,聴覚,嗅覚,接触,味覚を感じる大きな神経網で構成されています。人間の神経系統は実際には,みな理知の機能の用いる身体の器官です。そして,考えや伝達を受けとつたり,伝えたりし,かつ行為を制御します。
7 聖書から『思い』という言葉についての一つの意味を示しなさい。
7 人間の理知の機能ということに関係して,思いという言葉は,聖書の中でいろいろな意味で用いられています。最初の意味は,事実を集めて知り得る人間の能力を指しています。人間は,これらの事実について論じ,かつそれらの事実,または事実と思われる事柄について特定の結論をつくり出します。たとえば,研究しながら『そのものみの塔の勉強に思いを集中しよう』と言うようなことがあります。つまり,そのものみの塔の中に記されているすべての知識を取り入れようと,全く専念する,という意味です。ベレヤにいる人々は,真の聖書の事実をすなおに受け入れ,かつ論じ合う,ということをパウロは知りました。『ここにいるユダヤ人は……心から教を受けいれ,果してそのとおりかどうかを知ろうとして,日々聖書を調べていた。』また,マリヤは,自分に告げられた御使の言葉について,『思いめぐらし』ました。『この言葉にマリヤはひどく胸騒ぎがして,このあいさつはなんの事であろう,かと思いめぐらしていた。』― 使行 17:11,そして,ルカ 1:29,新口。
8 『思い』の2番目の意味を聖書から示しなさい。
8 思いという言葉は,また私たちが以前に集めて論じた事実を記憶する能力ということに関連して良く用いられています。しばしば『それらの点を思いに留めておこうと言います,つまりそれらの点を記憶しておこう,ということです。時折りに,それらの記憶を思い出して,私たちの活動をいつも活潑にさせることは,良いものです。そうしないなら,私たちの活動は緩慢になるでしよう。パウロはテトスにむかつて,『すべての人に対してどこまでも柔和な態度を示すべきことを思い出させなさい。』と書き送りました。偉大な理知を持たれるヱホバも,同じく記憶を有しています。『ヱホバこれを憶え,また心に思いたもうにあらずや。』― テトス 3:1,新口。エレミヤ 44:21。
9 思い,によつて,決定はどのようにつくられますか。
9 得た知識をいろいろと思い考えてから,特定な結論に達します。この結論が得られてから,こんどは賢明な決定をつくることができます。パウロは,クリスチャン兄弟のすべてに対して,真理についての同じ知識を持つようにと要求しました。そうするなら,すべての人は一致した正しい考えをなし,分裂が避けられます。『お互の間に分争がないようにし,同じ心,同じ思いになつて,堅く結び合つていてほしい。』(コリント前 1:10,新口)もし,堕落した肉欲の事柄に関する悪い考えを持つなら,堕落した行をさせる悪い欲望が生じます。『肉に従う者は,肉のことを思い。』(ロマ 8:5,新口)ある時期のあいだ,悪い欲望と堕落した決意に従うなら,ついには固い決定がなされてしまいます。私たち個々の行為を支配するすべての結論は正しい行為とはずつとかけ離れることがありますが,その時にこそ,私たちの行を全く変えることが必要になります。人は真のクリスチャンになると,この事態に面します。新しい人格を着けるためには,全く新しい考え方が必要です。これについて,パウロは次のように書きました,『あなたがたは,この世と妥協してはならない。むしろ,心を新たにすることによつて,造りかえられ,何が神の御旨であるか,何が善であつて,神によろこばれ,かつ全きことであるかを,わきまえ知るべきである。』― ロマ 12:2そしてコロサイ 3:9,10,新口。
10 いろいろな思いの中,どんな思いを私たちは模倣すべきですか。
10 それで,私たちはいろいろの思いを持ちます。たとえば,「高ぶつた思いの人」と言えば,自分をえらい者と考える人です。一方,「謙遜な思いを持つ人」と言えば,その人は自分を低く考える人です。キリスト・イエスは,謙遜な思いを持ちました。それで,すべてのクリスチャンは,イエスの示されたのと同じ謙遜な心と思を持つように努めるべきである,とパウロは諭しています,『キリスト・イエスにあつていだいているのと同じ思いを,あなたがたの間でも互に生かしなさい。』ペテロも,このパウロの言葉を全く正しいものと認め,次のように語つています,『このように,キリストは肉において苦しまれたのであるから,あなたがたも同じ覚悟で心の武装をしなさい。』(ピリピ 2:5そしてペテロ前 4:1,新口)霊という言葉は,時には思いによつて大きな影響をうける人の衝動的な気質,または性向を指します。『おのれの霊(気質,性情)を制えざる人は,石垣なき破れたる城のごとし。』― シンゲン 25:28,ア標。
11 聖書から,『良心』が何であるかを示しなさい。そして『良心』について何をすべきですか。
11 全知全能の賢明な創造者であるヱホバは,聖書の中で良心と呼ばれている思いの機能を人間に与えました。良心とは内部の感情,つまり人を許したり責めたりする。善と悪の感覚です。クリスチャンが善と悪を感知するにあたつて,それはいつも真理である神の御言葉から判断され,教示されるべきです。そうするなら,自分はいつも正しい決定をしている,と確信することができます。ヱホバの御言葉に一致する決定をつくるならば,そのような僕はいつも清い正しい良心を持つことができます。そして,悪行をしているなどという自己非難は感じません。知識が足らないことは,弱い良心の原因である,とパウロは示しています,『この知識をすべての人が持つているのではない。ある人々は,偶像についての,これまでの習慣上,偶像への供え物として,それを食べるが,彼らの良心が弱いために汚されるのである。』『きよい人(聖書通りの良心に導かれる人)には,すべてのものがきよい。しかし,汚れている不信仰な人には,きよいものは一つもなく,知性(知能)も良心も汚れてしまつている。』― コリント前 8:7とテトス 1:15,新口。
心を保つ
12 『心』という言葉は,聖書の中で普通どのように用いられていますか。心はどのように発展しますか。
12 いま,これに関連して,聖書の中で心と言われているものを研究しましよう。聖書の中では,心は普通一般に愛の中心という意味です。つまり,動機の中心であり,指示と衝動の中心ということです。深い考えを行つたり,研究したり,また思いに耽つたり,あるいは外部の影響や交りを絶えずうけるなら,『心』は影響されます。長い期間かかつて人の性情がはつきりしたものに発展すると,それは『心の状態』と言われます。それで,ヱホバに従順であるか,あるいはヱホバに対してかたくなな態度をとるかによつて,人は『良い心の状態』をつくつたり,『悪い心の状態』をつくります。
13 シンゲン 4章23節を,どのように説明すべきですか。
13 ソロモンは,『すべての守るべきものよりもまさりて,汝の心を守れ。そは生命の流これよりいずればなり。』と書きました。心臓は,人体の中心部近くにあつて,体内のポンプの働きをしています。そして,大静脈から血を絶えず入れると共に,肺循環を経て大動脈から血を送り出します。同じように愛情の中心は,頭と神経系統から考えや印象をうけ続けます。そして今度は,感情や,愛の表現や,憎しみが殆ど絶えず外部に送り出され,その人柄を包まずに示します。まつたく,この象徴的な心から『生命の流』が出ます。なぜなら,人間が存在するか否かは,この心の表わす表現で決まるからです。人間の永遠の運命は,その人の持つ心の状態に影響されます。(シンゲン 4:23)もし生命を欲するなら,愛情の中心を良く守り,霊的に健康なものに保たたねばなりません。
14,15 (イ)人の心を正しく読み得る者は誰ですか。そしてなぜですか。(ロ)人はどのように自分の心の状態を強めますか。
14 多くの自称『精神病医師』は,人の思いを読み得ると主張しています。しかし,ヱホバ神とキリスト・イエスだけが人の心を全く読むことができます。ダビデは次のように言いました,『我子ソロモンよ,汝の父の神を知り,全き心をもて喜び勇んでこれに事えよ。ヱホバはすべての心を探りすべての思いを悟りたもうなり。』(歴代志略上 28:9)イエスもまた,いろいろと考えたり論じたりする人の心を見抜くことができます。『イエス彼らの論ずることをさとり,答えて言い給う「なにを心の中に論ずるか」』― ルカ 5:22,新世。
15 ヱホバは,良い心の状態を持つ善意者だけを探しておられます。故に,ヱホバの側に立つ私たちの動機,愛,意向,衝動,愛情が,強くなることは,是非とも必要です。真理であるヱホバの言葉を学ぶ時に,真理の種子は私たちの中に入り,そして私たちの愛情の『正しい種類の土』すなわち心の中に深く入ります。それで,心は強くなるのです。真理の種子を心にしつかり植えつけなさい。そうするなら,御霊の正義の実は豊かに得られます。また,集められた霊的な宝という正義の基礎の上に,正しい原則を心からうけ入れましよう。真理の言葉だけでなく,ヱホバの奉仕における経験や,また忠実に関する試錬も,永遠の印象を生ぜしめるものです。この結果は,人の心の状態をずつと強めます。『すべてヱホバを待ち望むものよ,雄々しかれ。なんぢら心をかとうせよ。』(詩 31:24)献身した忠実な僕として長く神に奉仕して,真理を保ち続ければ続けるほど,その人は強い心を持つようになり,ヱホバの御名のために雄々しく戦います。―マタイ 13:23。ガラテヤ 5:22。
16,17 (イ)それは何にたとえられますか。心の状態が強いと,どういう益がありますか。(ロ)サタンは,弱い心を持つ人々に,どうつけこんでいますか。その結果は何ですか。
16 十分堅固な強い心の状態を,自動車のハズミ車にたとえることができます。ハズミ車が廻つていると,止めるのは難しく,どんどん廻り続けます。そしてすこし位の妨害とか惰性の力に打ち勝ちます。サタンや他の悪しき者たちの仕かける誘惑のために瞬間的に,平衡を失い,愚かな行をすることがあります。しかし,長いあいだヱホバに奉仕している僕で,その心が十分に強いならば,すぐに正しい行をなし,そのような誘惑をしりぞけることができます。強い心の状態を持つなら,きびしいどんな反対に面しても平衡を保ち,正義の正しい道をかならず歩みます。
17 弱い心を持つ人に,サタンが疑いや悪い考えを植えつけるのに首尾よく成功すると,今度は長い期間に亘つて人の平衡を破り続けさせようとします。そうなると,極めて危険な霊的な病気にかかつてしまいます。霊的に病気なそのような人は真実の医師であるヱホバとキリスト・イエスの治療をすぐうける必要があります。そうするなら,霊的に健康な平衡に戻ることができます。次のいろいろな聖句は,多くの人の心を盲目にして真理を知らせまいとするサタンの昔からの策略を示しています。サタンの策略は,人に肉的な思い,地的な思いを持たせることにより,義しい心の状態にいたらせないようにすることです,『この世の神が不信の者たちの思いをくらませて,神のかたちであるキリストの栄光の福音の輝きを,見えなくしているのである。』(コリント後 4:4,新口)『彼らの神はその腹,彼らの栄光はその恥,彼らの思いは地上のことである。』(ピリピ 3:19,新口)『あなたがたも,かつては悪い行をして神から離れ,心の中で神に敵対していた。』(コロサイ 1:21,新口)サタンは,人々の思いを盗んで人々の心を堕落させ,かくして人々を霊的な死に導こう,といつも努めています。『ただ恐れるのは,ヱホバが蛇の悪巧みで誘惑されたように,あなた方の思いが汚されて,キリストに対する純情と貞操とを失いはしないかということである。』― コリント後 11:3,新口。
18 私たちの思いと心について,私たちは何を為すべきですか。
18 世の終りである現在に生存している私たちは,サタンのたくらみを確かに知つています。また,真理にしつかり従うことの重要性も良く悟つています。私たちの思いを『救のかぶと』で守り,私たちの心を正義の愛により『正義の胸当て』でおおうことは,全く必要です。(エペソ 6:14,17)このことをするならば,イエスの次のいましめを守ることができます,『心(愛と動機の中心)をつくし,魂(体のすべての力)をつくし,思い(知識を得て論じ得る知力)をつくしてあなた方の神であるヱホバを愛さねばならない。』(マタイ 22:37,新世)詩篇を書いた人は,次のように言つています,『神よ,ねがわくは,我をさぐりてわが心を知り,我をこころみてわがもろもろの思を知りたまえ。ねがわくは,我によこしまなる途のありやなしやを見て,われわれを永遠のみちに導きたまえ。』(詩 139:23,24)次の記事では,ヱホバが次々に与えられた真理を調べ,かつ生命の言葉をどのようにしつかり持つかを研究しましよう。―コリント後 2:11。
[231ページの囲み記事]
『すべての事にあなたの進歩があらわれるため,これらのことを実行し,それを励みなさい。自分のことと教えのこととに気をつけ,それらを常に努めなさい,そうすれば,あなたは,自分自身とあなたの教を聞く者たちとを救うことになる。』― テモテ前 4:15,16,新口。