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マタイ 注釈 27章新世界訳聖書 (スタディー版)
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胆汁: ここのギリシャ語コレーは,植物から作られた苦い液や,苦いもの全般を指す。マタイが記録しているように,この出来事は詩 69:21にある預言の実現。セプトゥアギンタ訳のその聖句では,「毒」に当たるヘブライ語の訳としてこのギリシャ語が使われている。エルサレムの女性たちは処刑の痛みを和らげるためにぶどう酒と胆汁を混ぜたものを準備していたのだと思われる。ローマ人はそれを使うのをとどめなかった。並行記述のマル 15:23は「没薬を混ぜた」ぶどう酒と述べているので,没薬と苦い胆汁の両方が入っていたと思われる。
飲もうとはしなかった: イエスはこの信仰の試練の間,精神機能全てをしっかり保っていたいと思ったのだろう。
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