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ヨハネ 注釈 13章新世界訳聖書 (スタディー版)
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過ぎ越しの祭り: 西暦33年の過ぎ越し。ヨハ 2:13の注釈を参照。
愛してきた: ヨハネの福音書の残りの章では,一貫して愛が際立ったテーマとなっている。ヨハネの記述の最初の12章では,ギリシャ語の動詞アガパオー(愛する)と名詞アガペー(愛)が合わせて8回使われている。しかしヨハネ 13章から21章では,これらの語が合計36回出ている。ヨハネの福音書のそれら後半の章は,イエスが父と弟子たちに対して抱いていた深い愛について,他のどの部分よりも明確に示している。例えば,4つの福音書全てがエホバに対するイエスの愛を明らかにしているが,「私が父を愛している」とイエスがはっきり述べたことを記しているのはヨハネだけ。(ヨハ 14:31)イエスは弟子たちへの別れ際の助言の中で,エホバが自分を愛していると述べるだけでなく,それがなぜかも説明している。(ヨハ 15:9,10)
最後まで愛した: ここで使われているギリシャ語表現は,イエスの人間としての生涯の終わりを指すと思われる。しかし,この文脈では,「徹底的に愛した」,「いつまでも愛した」という意味に理解する人もいる。
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