-
使徒の活動 注釈 12章新世界訳聖書 (スタディー版)
-
-
エホバ: ほとんどのギリシャ語写本はここで「主」という語(ギリシャ語,ホ キュリオス)を使っている。しかし,付録Cで説明されているように,もともとこの節で神の名前が使われていて後代に主という称号に置き換えられた,と考えられる幾つもの理由がある。そのため,ここの本文でエホバという名前を使っている。付録C3の序文と使徒 12:17を参照。
ヤコブ: イエスの異父弟のことと考えられる。マリアから普通の方法で生まれたヤコブ,ヨセフ,シモン,ユダという4人の息子のうち最初に名前が挙げられているので,ヤコブはイエスに次いで年長だったのかもしれない。(マタ 13:55。マル 6:3。ヨハ 7:5)西暦33年のペンテコステの時,離散していたユダヤ人がエルサレムに来ていたが,そのうちの何千人もが良い知らせを聞いてバプテスマを受けるのをヤコブは直接見た。(使徒 1:14; 2:1,41)ペテロが弟子たちに,「ヤコブ……に報告してください」と言っていることから,ヤコブがエルサレム会衆で中心的な役割を果たしていたことが分かる。使徒 15:13; 21:18,コ一 15:7,ガラ 1:19(そこでは「主の弟」と呼ばれている); 2:9,12に出ているヤコブも,聖書の「ヤコブの手紙」を書いたのも,このヤコブだと思われる。(ヤコ 1:1。ユダ 1)
-