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ローマものみの塔出版物索引 1951-1985
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12:2 塔80 11/15 22; 塔79 7/15 21; 塔79 11/1 15; 塔76 149-150,753; 宣 76/9 7; 塔75 489; 塔74 330,453-454,457; 目74 12/22 11; 塔73 519; 平73 108-109,111,114,127; 目73 10/8 24; 塔72 41,645,667; 塔71 362,458; 塔68 647; 塔67 680; 自 287; 目67 3/8 6; 塔65 36; 目65 3/22 5; 塔64 268,287,364; 目64 7/22 7; 塔63 20; 塔62 315,393,451; 目62 4/22 27; 目62 5/8 15; 塔61 493; 目61 6/8 27; 塔60 187,328; 塔59 243; 塔58 204-205; 神 290; 塔57 370; 塔52 68,87
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ローマ 注釈 12章新世界訳聖書 (スタディー版)
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今の体制: ギリシャ語アイオーンは,基本的に「時代」という意味で,特定の期間,時期,または時代を特色づける情勢や特徴を指せる。この文脈では,その時期を特徴づける基準,慣行,方法,習慣,やり方,見解,スタイルなどを指す。用語集の「体制」参照。
形作られるのをやめてください: ここで使われているギリシャ語は,「型に合わせて形を作る」ことを意味する。パウロは天に行くよう選ばれた仲間のクリスチャンに書いていて,ここで使ったギリシャ語動詞の時制から,今していることをやめるよう勧めていることが分かる。ここから,ローマの会衆にはまだ当時の体制の影響を受けていたクリスチャンがいたと考えられる。(ロマ 1:7)西暦56年ごろ,ローマにいたクリスチャンにとって,体制とは,ローマ世界を特徴づける基準,習慣,方法,スタイルを指した。この節の今の体制に関する注釈を参照。
考え方を新しくすることによって自分を変化させましょう: ここで使われている「考え方」に当たるギリシャ語は基本的に,考える能力を指すが,考え方や態度を指すこともある。「考え方を新しくする」という表現は,人の思考パターン,奥底にある考え,気持ちを変化させることを示している。「変化させましょう」に当たるギリシャ語動詞はメタモルフォオーで,そのことからどれほど変化すべきかが分かる。同じ動詞がマタ 17:2とマル 9:2で使われていて,「イエスの姿が変わった」とある。(マタ 17:2の注釈を参照。)それは表面的な変化ではなかった。そうではなく,将来の「神の王国」の王が「力を持ってすでに来ている」と表現されるほど,イエスの姿がすっかり変わった。(マル 9:1,2)このギリシャ語は,コ二 3:18にもあり,天に行くクリスチャンが経験する神に似た者への変化に関して使われている。それで,クリスチャンに考え方を新しくするよう勧めた時,パウロは神の考え方に沿った全く新しい考え方を身に付けられるよう内面を変化させていくことを強調していた。
見極める: ここで使われているギリシャ語ドキマゾーは,「試して証明する」という意味を伝えていて,たいていの場合,良い結果が出る。この語は文脈によって,「認める」と訳されることがある。(ロマ 2:18)この語を,「吟味する」,「見分ける」と訳している翻訳もある。それでパウロは,よく考えずに信じることも何でも疑うことも勧めてはいない。パウロはクリスチャンに,神が求めていることを理解し,実行に移し,それが善いものだと実感できるよう,神が求めていることを良い意味で試すよう勧めていた。このようにして,クリスチャンは「神の……意志」に沿った生き方が善い完全なものであることを見極める。
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