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コリント第一 注釈 10章新世界訳聖書 (スタディー版)
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異国の人々が犠牲として捧げる物は……邪悪な天使たちに捧げている: 前の節で,パウロは偶像には何の意味もないことを明示している。偶像崇拝の本当の危険はその背後にいる存在。パウロは申 32:17を引用しているかそれに暗に言及しているようだ。詩 106:36,37で同様の点が述べられている。イエスが述べたように,そうした偶像崇拝の背後にいるのは「邪悪な天使の支配者」サタン。(マタ 12:24-26)異国の人々は偶像や偽りの神々に犠牲を捧げる時,実際には邪悪な天使を崇拝していた。さらに,偶像崇拝をする人たちは儀式の一環として,犠牲にされた肉の一部を食べることがよくあった。いわば神々と一緒に食事をし,そのようにして邪悪な天使と交友を持っていた。
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