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コリント第一 注釈 16章新世界訳聖書 (スタディー版)
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アジアの諸会衆: ローマの属州アジアの諸会衆のこと。(用語集の「アジア」参照。)使徒 19:10によると,パウロがエフェソスにいる間に,「アジア州に住む人は……皆,主の言葉を聞いた」。コリント第一の手紙を書いた時(西暦55年ごろ),エフェソスにいたパウロは,コロサイ,ラオデキア,ヒエラポリスの会衆のことを念頭に置いていたと思われる。(コロ 4:12-16)さらに,「啓示」の書で挙げられているスミルナ,ペルガモン,サルデス,テアテラ,フィラデルフィアなどの会衆もこの時までに設立されていたかもしれず,ここであいさつを送っている会衆に含まれていた可能性がある。(啓 1:4,11)
アクラとプリスカ: 使徒 18:2の注釈を参照。
2人の家に集まる会衆: 1世紀のクリスチャンはよく個人の家で集まった。(ロマ 16:3,5。コロ 4:15。フィレ 2)「会衆」に当たるギリシャ語(エックレーシア)は,共通の目的のために集められた人々の集団を指す。(コ一 12:28。コ二 1:1)この節や他の節でギリシャ語エックレーシアを「教会」と訳している聖書もある。しかし,多くの人は教会と聞くと,崇拝を行う人の集団というより礼拝のために使う建物を思い浮かべるので,「会衆」という訳の方が正確。
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