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コリント第二 注釈 3章新世界訳聖書 (スタディー版)
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死をもたらす法典: これはモーセの律法のこと。律法は違反つまり罪を明らかにした。(ガラ 3:19)それで,それが「死を宣告」するとも言えた。(コ二 3:6。ガラ 3:10)律法契約は新しい契約を前もって示すものだった。新しい契約はエレミヤによって予告され(エレ 31:31-33),パウロはそれが「聖なる力をもたらす」と言った。(コ二 3:8)新しい契約は律法契約より優れている。新しい契約に入っている人は,命へと導く方イエス・キリストの弟子だから。新しい契約は死ではなく命をもたらす。(使徒 3:15)
栄光と共に: この部分(コ二 3:7-18)で,パウロは新しい契約と古い契約を比較して,新しい契約の勝った栄光について論じている。これがここの論議のテーマ。それは,この部分でパウロが「栄光」や「栄光がある」に当たるギリシャ語を13回使っていることから分かる。「栄光」と訳されるギリシャ語名詞は,もともと「意見」,「評判」という意味だったが,ギリシャ語聖書では,「栄光」,「光輝」,「荘厳」を意味するようになった。
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