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ローマものみの塔出版物索引 1951-1985
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3:9 塔81 2/15 13; 塔73 40; 目65 2/8 4
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ローマ 注釈 3章新世界訳聖書 (スタディー版)
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罪: 聖書で「罪」に当たる基本的なギリシャ語はハマルティア。ローマの手紙にこの語が出てくる最初の箇所。関連する動詞ハマルタノーは字義的に,的を外すもしくは目標に到達しないという意味で「外す」ことを意味している。例えば,一般のギリシャ語著述家は,的を外す槍兵に関してハマルタノーを使った。対応するヘブライ語ハッタート(「罪」)とハーター(「罪を犯す」)は,似たような意味を伝えている。裁 20:16では,ハーターが,「石投げ器で髪の毛1本を狙って外さない」ベニヤミン族の人を描写するのに否定語と共に使われている。ヘブライ語もギリシャ語も,物理的な目標だけでなく倫理的もしくは知的な目標を外す,それに到達し損なうことも指せる。しかし聖書では,これらの語は主に,人間の罪,創造者の定めた道徳基準に沿った生活や行動をしないことを指す。(創 39:9。サ一 7:6。詩 51:4。ダニ 9:8。ルカ 15:18。ロマ 2:12; 5:12)セプトゥアギンタ訳では,ヘブライ語動詞ハーターの訳語に,動詞ハマルタノーがよく使われている。ロマ 3:23の注釈を参照。
罪の支配下に: ギリシャ語の前置詞ヒュポはここで,誰かあるいは何かの下にいるという考えを伝えている。聖書で,罪は人間を奴隷とする横暴な主人に例えられている。(ヨハ 8:34。ロマ 6:16-20; 7:14)同じように,罪が「王として」支配しているとパウロは書いている。(ロマ 5:21)
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