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コリント第二 注釈 11章新世界訳聖書 (スタディー版)
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ユダヤ人たちからむちで39回打たれた: モーセの律法は,悪を行う人をむちで打って懲らしめることを求めていたが,打たれる人が「辱められる」ことがないように40回を超えてむち打ってはならないと規定していた。(申 25:1-3)ユダヤ人の伝承は,打ちたたく回数は39回までと定めていて,打ちたたく人が誤ってその限度を超えることがないようにしていた。パウロが限度いっぱいの刑を受けたのは,パウロの違反がユダヤ人の目から見て重いものであったことを示している。パウロはここで述べているむち打ちを会堂か会堂に隣接する地方法廷で受けたと思われる。(マタ 10:17の注釈を参照。)ユダヤ人以外の当局者がパウロを打った時は,モーセの律法が課す限度には拘束されていなかった。コ二 11:25の注釈を参照。
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