脚注
b 聖書のほん訳者で著作家のH・J・スコンフィールドは,ハルマゲドンをラモス・ギレアデと同一視しています。ヨハネの時代にそれはギリシャ人のガドのラマを意味するラマ・ガド・ヤバンの名でおそらく呼ばれていました。ガド・ヤバンの地名は,第2世紀のユダヤ人ミシュナに出ています。―スコンフィールド著「聖書は正しかった」181-184頁およびスコンフィールド訳「オーセンティック・ニュー・テスタメント」546頁,黙示録 16章16節の注釈。
いずれにしても,スコンフィールドは,ハルマゲドンをユダヤ人の領地と結びつけています。もっともそれはヨルダン川の東側で,以前にガトの領地であった土地です。彼はハルマゲドンがユフラテ川の近くに位置するものとはみていません。