脚注
「わたしは自分がなるところのものとなる」。ヘ語,אֶהְיֶֽה אֲשֶֽׁר אֶהְיֶֽה(エフエ アシェル エフエ),ご自分に対する神ご自身の呼称; リーサー訳,「わたしは自分がなるものになる」; ロザハム訳,「わたしは何であれ自分の望むものになる」。ギ語,エゴー エイミ ホ オーン,「わたしは存在者である」,または,「わたしは存在している者である」; ラ語,エゴ スム クウィー スム,「わたしは自分のあるとおりの者である」。エフエは,「なる; ……であることを示す」を意味するヘブライ語動詞ハーヤーに由来する。ここで,エフエは未完了態一人称単数形で,「わたしはなる」,または,「わたしは……であることを示す」という意味を持っている。これは神の自存に言及しているのではなく,神が他者に対してどのような者になることを意図しておられるかに言及している。創 2:4,「エホバ」の脚注と比較。そこでは,類縁だが別のヘブライ語動詞ハーワーが神のみ名の中に現われている。