古代ローマ軍の職業軍人である士官。ローマの軍団は普通6000人ほどで構成され,60の百人隊に分かれていた。百人隊は約100人の兵士から成り,百人隊長が率いた。
これらの士官たちは軍団の柱となる人で,一般の兵士より給料がはるかに高かった。聖書の中で好ましい人として出てくる「士官」もいる。1人は素晴らしい信仰を褒められた。(マタ 8:5-10,13)別の士官はコルネリオという名前で,親族と共に,割礼を受けていない異国人で初めてキリスト教に改宗した。(マル 15:39。使徒 10:1,44,45; 27:1,43)