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「御心が地に成るように」(その35)ものみの塔 1960 | 6月1日
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しらべ,報いをうけるでしよう。聖書についての彼らの知識は増し加わります。知識が増し加わるにつれて,神の御心と目的についての理解も良くなります。このことによつて,多くの他の羊に理解を与えることができます。
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反対にもかかわらず勝利を得る ― ハワイものみの塔 1960 | 6月1日
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反対にもかかわらず勝利を得る ― ハワイ
教えるわざを行なうと共に,反対に打ち勝つ仕方を示し,正しい模範を示さねばなりません。それについては,次のような経験があります,『2ヵ月の研究の後,一少女はその知識を分け与えたい気持でいつぱいになり,骨の中で燃える火のようになりました。このときには,彼女の母親はホノルルにいたので,その友人たちは娘が聖書研究している旨を手紙で告げました。母親が家に帰ると,司祭や,友人や隣人たちは待つていて,娘が教会から離れたことを告げました。腹を立てていた母親は,このことを聞いて娘を家から追い出しました。しかし,この娘は真理を愛して忍耐し,また兄弟たちからの慰めの言葉をうけて,真の友と誰であるかが認識できました。この娘は真理に耳を傾けただけでなく,真理を語り,巡回大会で洗礼をうけました。
『母親は,彼女の娘の生活の仕方に変化が生じたことに気づきました。幾ヵ月ものあいだ,私は,その母親の家のそばを通るときは,いつでも「今日はマナングさん」と言いましたが,彼女は葉巻きタバコの煙をプッと吹いて,私をにらみつけるだけでした。ところが,ある日のこと彼女は私を家の内に呼び入れました。聖書の言葉について好奇心を感じ,またなぜ私が怒らないで微笑するのかを知りたいと思つたのでした。「誰かが私に石を投げるなら,私も石を投げ返してやる。教会の人だつて,表てむきは良くても,後ろへ廻われば,ナイフで突き刺すことさえやりかねないんですよ。だが,あんたは良い人だ。」それで,私は言いました,「いいえ,マナングさん。私は良くありません。ただヱホバだけが良く,私はヱホバの告げる通りをしたいと努めているのです。」「そうですか,それでは私もヱホバについて勉強しよう。ヱホバは第1番の神だ。他の神々は,みんな無にひとしい。会員を集めたり,金を集めたりするために戦うが,すぐに死んでしまう。たぶん,短気に怒らない仕方を学ぶため聖書のことも研究し,他の人に教えることができよう。」』
ナイジェリアで
羊はごくわずな霊的な食物でも強くなれます。それは全く驚くべきことです。ベテルの一兄弟は,一回教徒と数回研究をしました。しかし,その後まもなくこの人は遠くにある自分の家に行きました。この人がキリスト教に興味を示したとき,親族たちははげしい迫害を加え始め,もし回教を捨てるなら殺してしまうとおどしました。親族は彼の妻と子供たちを連れ去つてしまいましたが,彼はヱホバの証者の本に興味を示しつづけました。それで,親族たちは彼を捕え,壁の柱に5週間しばりつけました。それも彼の信仰をくじくことができないと知つた村人は,柱の縄目から彼をとき,これ以上の罰を加えてはいけないと父親に告げました。この人はその村からラゴスに来て,この話を告げました。そして,彼の町に特別開拓者を送つてその地で見出した興味者たちの組織を援助して欲しいと協会に願い出ました。―1960年のヱホバの証者の年鑑(英文)より―
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ヱホバをたたえることを招待するものみの塔 1960 | 6月1日
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ヱホバをたたえることを招待する
宇宙の最高至上者ヱホバ神に仕える特権にまさる大きな特権があるでしようか。その特権に比較できるものは一つもありません。ヱホバ神を愛するすべての者に対して,次のような招待の言葉がさしのべられています,『全地よヱホバにむかいて歌え。日ごとにその救をのべつたえよ。もろもろの国の中にその栄光をあらわし,もろもろの民のなかに,その奇しきみわざをあらわすべし。』ヱホバをたたえる,というその招待にあなたは答え応じましたか。―歴代志略上 16:23,24。
ヱホバは,人類を罪と死から救う御準備を設け給う御方です。ヱホバは『その独り子を与えるほどに世を愛された。それは御子に信仰を働かす者はみな滅ぼされず,永遠の生命を持つためである。』ヱホバは御自分の僕たちを守り,彼らが敵によつて滅ぼされるのをふせぎます。それで,ヱホバの僕ダビデは感謝の念を持つて次のように叫びました,『なんじはわが避所,われを仇よりのがれしむる堅固なる櫓なればなり。』間近かに迫つているハルマゲドンの滅びの戦いが行なわれる最中でも,ヱホバは御自分の民の避け所,堅固な櫓であります。ヱホバの御準備にあずかるすべての人に対して,『日ごとにその救をのべつたえよ』という命令が与えられています。―ヨハネ 3:16,新世。詩 61:3。
神がこの不義の世を終らせ,悪く代表された御自分の御名を立証し,そして彼を崇拝する者たちに永遠の祝福を注がれる時に私たちは生活しています。神は御自分の御国によつてこれらのことを成し行ないます。神の御国は,油注がれた王なる御子イエス・キリストの下にあつて,いま天で運営されています。御国の設立という重大な発表に答え応じて,天廷の忠実な者たちは神を崇拝して次のように語りました。『今います方,昔いました方,ヱホバ神,全能者よ,あなたが大いなる権力をとつて王として治めはじめられたことを感謝します。』地上にいる私たちは,神の御国が支配するという良いたよりを聞いて,同じように神を崇拝し,神に感謝を捧げ,そして次のようなよろこびの言葉を告げることができますか,『この世の国は,私たちの主と彼のキリストとの国となつた。そして彼は王と
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